「永遠」2024年2月26日から2024年3月3日

なんとなくXで高校生のアカウントをフォローしている。内容は単なる日常だったり愚痴だったりの垂れ流しなんだけど、ときどき若さゆえにこちらがハッとするような言葉が出てくることがあって、そのためにフォローしている。

この間は「〇〇なんて永遠に無理なんだろうな」とそのアカウントはつぶやいていた。

永遠。

高校生の言う永遠は、本当の永遠ではない。自分の無力感とか、世界が大きく見えてしまっていることとか、そんな気持ちが反映されて、結果として「永遠」なんて言葉がヒョッと出てくる。

一方、おじさんが「永遠」なんて言葉を使うと、もう本当に途方もない永遠になってしまう。こちらは「無力感」ではなくて「本当の無力さ」「本当に世界に太刀打ちできない」という感じだ。

高校生の使う永遠と、おじさんが使う永遠は、もう永遠に交わることがない、違う言葉なんだなと思う。

2024年2月26日

のんちゃんが帰ってきてうるさかったので「のんちゃん鳥やっててよ!」と言ったら、一人で「のんちゃん鳥」を始めていた。

のんちゃん鳥とは何か。それは最近のんちゃんが習得した一発芸というか、ギャグというか、お遊戯というか、そういう感じのものである。中腰になって、手をお尻の方に当てて歩くというもの(鳥が歩いているみたいに見えるでしょう)。

ところで、いつ誰がのんちゃんに「のんちゃん鳥」を教えたのかサッパリわからない。ちょっと不気味。暗黒の彼方から自然発生した一発芸かもしれない。

ふと目をやると、単なるのんちゃん鳥ではなくて、ベロを出していた。進化している。

2024年2月27日

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