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『imaginary』という雑誌を創刊します。

【編集長をやります】

 私のTwitterなどを見てくれている人は知っているかと思うのですが、『imaginary』という雑誌を創りました。来月創刊します。創刊号の発売日が2021年12月8日(水)です。

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こんな表紙です。

 内容は『ユリイカ』のような批評誌と『FRUiTS』のような時代の輝きと『プリパラ』のような「実力行使でやりにいってる人全員分の夢を具現化するセルフ貴族システム」と「面白い人のmixiの日記」と「憧れの東京を見せてくれたあの頃の雑誌全部」を高圧プレス機で圧縮してダイヤモンドを生成したような内容です。(あまり説明になっていませんが、かなり正確にこのような内容だと思います)


 編集長は私             です。

【出版社について】

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 版元の出版社は『夢眠舎』です。夢眠ねむさんが店主をやっている本屋さん『夢眠書店』から新しく立ち上げた出版社です。雑誌の背面にも夢眠舎のロゴが入っているのですが、どんなに最高の雑誌だとしても出版社のロゴはある程度地に足がついた形で社会的に成立しているものですが、ロゴまでこんなにかわいいなんて最高だしすごいです。vol.1についてはまだ広告などを入れていないので(素敵なタイアップの企画ページはあります)隅から隅まで嬉しいものしか載っていません。全ての中で唯一可愛くないな……と思ったのは「¥」とバーコードだけです。広告については、今後入れてもいいなと思っているのですが、広告をそのまま載せるというよりは出してもいいよといってくれる方と編集部でタイアップ企画を考えていける方向にしたいです。

 夢眠舎について詳しく知りたい方は、こちらの夢眠ねむさんのnoteをお読みください。


【創刊号の内容は?】

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( illustration:須藤はる奈 )

 思い切って『imaginary』vol.1 目次ページを公開します。

 今回は「特集:2020年代のファッション」として「個性という幻想が崩壊した現代において、私たちはどのように服を着るのか」という問いを追求する内容になっております。

 有料記事ですが、「個性」の崩壊についてはnote内に関連する内容の記事を書いたので興味がある方は読んでみてください。(こちらの記事は、無料でもある程度の概要は読めるよう公開されています)


 『imaginary』vol.1 「特集:2020年代のファッション」については私がメインで編集をしたので、単著一冊書きおろすよりも沢山の原稿その他を書きまくりました。文字量も全体で12〜3万字くらいあるのでぎっしり充実の内容です。どれくらい書いたかというと

・色々な原稿
・新作きんげんかるた50音分
・新作短歌50首(うち4首はスペースの関係で掲載を断念)
・出る出る挿絵
・漫画原作
・独自用語wikipedia
・怪しい諸々

 
他……個人で書いてるものだけでも明らかに多い……。いつものことですが、過剰が普通になってしまいました。「水野しずさん、文字ギッシリの単著も待ってるので早く出してください‼︎」という方ごめんなさい(ごめんなさい)という感じですが、単著の作業も進めておりますので『imaginary』vol.1を読んで待っててください。内容的には私が書いた誌面だけでも単著新作くらいの充実があるんじゃないかと思います。寄稿していただいた記事などもあるのですが、ライティングなども基本的には水野が担当しています。(内容については構成・紙面レイアウトの絵コンテ・企画〜執筆までほぼ一人で作りました)

 私は雑誌にイラストレーションが沢山載っているのが好きなので、好きなイラストを描いている友達に依頼して色々描いてもらいました。なぜ友達なのかというと、友達が最高の作品を作っている人ばかりだからです。フリーペーパーの対談などでもしている話なのですが、最近は「そんなに知り合いばっか載っていると内輪ノリに思われちゃうよ?」って忠告がすごくどうでもよく思えてきました。せっかく最高の人々と友達になっているので誌面もその状況を活かしてガンガン最高にしたかったのです。『imaginary』モデルとしてvol.1の誌面に出てくれている人たちも(オシャレが最高な)友達ばかりです。

【vol.0 行脚の様子】

『imaginary』vol.1の発売を12月8日に控えて、予告編として創刊準備号 『imaginary』vol.0を書店さんなどに置かせていただきました。

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「無料なの?!」って聞かれましたが、無料です。
テイクフリーというか。ただで持って帰ってOK。

『HMV&BOOKS渋谷』さま

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『東京大学駒場キャンパス 生協書籍部』さま

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(※許可を頂いて入校しております)

『青山ブックセンター本店』さま

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『紀伊国屋書店 西武渋谷店』さま

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『SHIBUYA TSUTAYA』さま

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『SHIBUYA PUBLISHING &BOOKSELLERS』さま

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『ヴィレッジヴァンガード渋谷本店』さま

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渋谷パルコ『ほぼ日カルチャん』さま

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『ほぼ日曜日』さま

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ラフォーレ原宿『SHEEP』さま

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ラフォーレ原宿『HEIHEI』さま

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『ヴィレッジヴァンガード下北沢店』さま

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『BOY』さま

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※シンプルな名前のこのshopは、当日なぜか善意で車を出してくれた中田クルミさんが飛び込みで連絡をして紹介してくれた渋谷の街中にある古着屋さんです。宮藤官九郎脚本のドラマに出てきそう〜と思ってはしゃいでいたら、実際に影響を受けているので嬉しいですと店主の方がコメントをくださいました(いい人)。店舗の奥には、なぜかNANAみたいな背景に渋谷の街並みが広がるベランダがありました。衝撃を受けていると、店主の方が「なぜかこの階だけあるんだよね」と教えてくれました。やっぱり探せば『TOKYO』っていう幻は本当にあるんだなあと確信しました。

【善人】

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※中田クルミさんが「暇だから」という理由で行脚の日に車を出してくれました。善人。本物の善人のすごいところは、「善人だと思われたい」という思想が全くなくただの善意で善行をしているという点です。

【行脚をやってみて思ったこと】

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 近年は目まぐるしく世相が変化する環境に生きているので、なくなっていくものも多いです。ある程度は諦めがつくのですが、私にとってどうしても諦めたくないものもあります。それが本屋とか出版文化とかそういった領域です。最悪、何もかもが失われるとしてもその前に自分ができる限界までのあがきを渾身の力でやらないと納得がいかないだろうと思われるので、全てにおいて頑張ってみることにしました。実際に本屋さんを回って、まだ物質としては全くの「無」なのにエネルギーを察知してお手伝いをしてくれる書店さんはものすごくありがたいと思いました。善意。実際、本に関わる人々は善性が行動原理になっている人が多いように思うのです。この世を少しでも「マシ」にしたいという。こんなに「世が世」って雰囲気なのに、「マシ」の方に頑張ろうとしている人々はすごい。でも本に関わっている人々には、やはりそういうエネルギーがあります(善意が無かったら、最早やらないほうが得)。システムの中でコスパのいい立ち位置を求めて彷徨いながら、利益を掠め取って低出力でなるべくゴージャスに生きるというスタイルに、あなたは本当に憧れますでしょうか? 個人的には「マシ」への熱意に触れている方が、それこそ「マシ」な人生をやれるような気がしています。

【 ♡imaginary創刊準備号をGet出来る場所♡ 】

(11/18現在)

夢眠書店
SHIBUYA TSUTAYA 6F書店
青山ブックセンター本店
HMV&BOOKS SHIBUYA
ヴィレッジヴァンガード渋谷本店、下北沢店
紀伊國屋書店 西武渋谷店
SHIBUYA PUBLISHING & BOOK SELLERS
渋谷パルコ ほぼ日カルチャん、ほぼ日曜日
ラフォーレ原宿 SHEEP
ラフォーレ原宿 HEIHEI
東京大学生協 駒場書籍部
BOY
ロフトプラスワン
LOFT 9 Shibuya
タワーレコード渋谷店 4F

 創刊準備号配布しますよ!という書店、服屋、古着屋、大学生協、などの方いらっしゃいましたら、是非こちらのメールフォームに部数と送り先記載の上ご連絡ください。

 vol.1創刊号の入荷については、取次に発注する以外にも夢眠書店のオンラインショップから販売店用の仕入れ価格で入荷できるそうです。うちは本や雑誌を取り扱ったことがないんだけど……というオーナーさんも、是非入荷をご検討いただけたら嬉しいです。

 『imaginary』については、全国の書店、コンビニ、amazon他で販売予定です。部数も沢山刷ります。価格は1800円(税別)です。

【最新情報はこちら】

『imaginary』編集部公式Twitterアカウント


『imaginary』公式HPについて現在準備中です。公開次第またお伝えいたします。


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水野しず
よろこびます