須賀敦子さん

の、作品が好きだ。須賀さんの本に出会ったのは社会人になってからで、偶然である。誰かに紹介されたわけでも、ブックフェア中だったわけでもない、偶然。
初めて読んだのはユルスナールの靴だ。
そこから、片っ端から須賀さんの本を読み、須賀さんをきっかけにシモーヌ・ヴェイユに繋がった。
須賀さんの本を読んでいると、深く深く精神的な方へ潜りたい気持ちになる。静かな気持ちで考え事をしたくなる。
神聖な書物だ、と思っている。
できうることなら書かれようとしていた作品を本当に読みたかった。

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