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ドアノブの物理

僕たちは毎日,ドアをあけている。

家から出るとき,トイレに入るとき,レストランに入るとき。

もしドアノブがなかったら,どうやってドアをあけるのか。

ドアノブがなかったら中身はこんな感じになっていて,真ん中の四角形の金属を指で回さなくてはならない。これは厳しい。部屋からでることができない。

ドアノブのようにものを回転させる能力を物理では

「モーメント」

という。回転させる能力の大きさには簡単な公式がある。

M=F×l

Mは回転させる能力(モーメント),Fは力の大きさ,lは回転軸からの距離である。

ざっくり言うと,ドアノブを回転させるためには,大きい力で,回転軸から遠いところ持つとよいということである。

同じ力であるならば,A点よりB点に力を加えるほうがドアが回しにくいことがわかる。ぜひ実験をしていただきたい。


話は変わるが,イギリスでは「ノブ」のことを「バカ・アホ」などの意味のスラングとして使われることもあるらしい。

かわいそうに。。。ノブ。

ノブに感謝して生きていこう。


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