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感情のかんじきりを実践して④〜日々、逃げたくなる〜

ようやく感情が動き出した私ですが、出てくる言葉は怒りばかりでした。

「こんな事言われて傷ついた」

「こんな事されて悲しかった(もしくはしてくれなかった)」

恨み節を延々と言い続ける私に
「その時どう感じたのかに意識を向けて下さい」とセッションのたびに言われました。
そのたびに、向き合っているのになんで?と思っていました。
「誰かに何かをされたという事象に意識を向けるのではなく、『その時どう感じたのか』に意識を向けて言語化して」
と繰り返し言われました。
出来事に意識を向ける事は、私に不快な思い、辛い思いをさせたあいつが悪い、と被害者意識=エゴを強める事につながるんだと思いますが、当時は言われた事がさっぱりわかりませんでした。体感を言語化していく以前に、辛かった出来事ばかりに意識が向いてしまい、中々言語化が進みませんでした。
四苦八苦しながら、言語化を続けていく中で私の中で「変わりたくない」「今の私のままで幸せになりたい」というエゴの抵抗が徐々に強くなっていき、今度は「やりたくない」「逃げたい」という気持ちが出てきました。

私の場合、核心をついた事を言われると
「なんでそんな事言われなきゃいけないんですか!!」
と、怒りをあらわにするわけではなく
「へぇ~、そうなんですね。あなたはそういうふうに思ったんですね~」
と、100歩位下がった立ち位置で言われた事を流す、もしくはなかった事にする、スルースキルを全開にしていました。

自分自身を守るために、日常的にこのスルースキルを使っているとうっすら自覚はしていた事だったので、指摘された時は、怒りよりも「よく見抜きましたね」と驚きのほうが強かったです。
このスルースキルに対してセッションでは、まず自分の事なんだと一旦受けとめる、と繰り返し言われました。

時に指摘された事にふくれっ面をしたり。時に物分りのいい感じで逃げようとしたり。「何かやってもやっても変わらないし成果出ないしもう嫌だ〜!」と人知れず爆発?してみたりしながらセッションを受け続けました。
そんな事を繰り返しながら、もうやめたい!!と思うたびに、

「エゴが変わりたくないって抵抗してるだけ」

と絶妙なタイミングでフォローが入り、もう一度自分が何のために感情のかんじきりをやっているのか、自分はどうしたいのか、これからの人生をどう生きていきたいのかを再確認していました。そして、セッションを継続して行く中で、少しずつ自分のエゴのパターンやエゴや出てきた感情への対処方法を学んでいきました。