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感情の感じきりを実践して②〜「究極の他人軸」という経験〜

私が感情の感じきりを始めたのは、占いのサイトにのめりこんで散財したものの、現実生活は好転せず八方塞がりの状況で、なんとかしたいがどうしたらよいかわからない。そんな時でした。 
それまでは、母親が宗教に傾倒していた事もあり、占いや見えない世界とは距離をおいておいて生活していました。では、なぜそんな「スピリチュアル」な世界に足を踏み入れたのか。占いにはまってしまったのか。

それは、当時付き合っていた(と私が勝手に勘違いしていた)彼が、実は既婚者で知らずに不倫をしていた、という事を知りそこから関係を断ち切るか続けるかを悩み、ある占いのサイトにたどり着きました。
判断を他人にゆだねているこの時点で、すでに他人軸が発動していたのですが、当時は他人軸といった言葉さえも知りませんでした。

当時の私は今よりもエゴ満載、傷だらけの状態で、自己価値の低さにより、占師の方から言われた「○○したほうがいい」という言葉に従っていれば幸せになれると信じていました。

占師の方から波動を下げたり運気が低下するので、怒りや憎しみなどの負の感情を持つ事をよくないと言われれば、怒りの感情をぐっと抑えつけなかった事にしていました。

私自身、ながらく怒りや憎しみの感情を圧し殺して生活していたので、せっかくお金を出して鑑定して良い状態にしてもらったんだから、それを維持しなくてはと、より負の感情を抑圧して生活する様になりました。

また、定期的に鑑定の案内がくるたびに「せっかく声をかけてもらったんだから」と断りたくても、変に気を使ってしまい言われるままに鑑定を繰り返し受けていました。

当初の相談内容だった彼との関係については、早い段階で解決していましたが、誰にでも魂で繋がっているソウルメイト、ツインソウルという存在がいるという事を知り、そんな相手に出逢いたくて、ますます占いのサイトにのめりこんでいきました。

ただ、言われるがままに鑑定を繰り返すうちに、目的すらもわからなくなり、占師の方から「すごいですね」「がんばってますね」と賞賛されるために続ける様になっていました。

結局のところ、実生活では何の変化も感じられませんでした。貯金も底をつきかけて、これ以上続けられない段階になり、
「何も変わらない現実に疲れたので辞めます。」と伝えたところ、「そんなはずはありません。もっと小さな幸せに目を向けてみて下さい。」という様な返事か返ってきました。
エゴだらけの当時の私は、「小さな幸せに目を向けれない、変化に気づかないあなたが悪い」と、勝手に解釈してしまい、「あなたの言うとおりにこんなにがんばってきたのに、あなたも私を責めるのか!」結局、私が悪いって事!?」と、ものすごく裏切られたら気持ちになり被害者意識が強くなりました。

ただ、やはりツインソウルという魂の繋がりのある相手との出逢いを諦めたくない気持ちもあり、感情の感じ切りのセッションを受け始めましたが。ここで初めて喜怒哀楽、全ての感情が動かなくなっている事に気がつきました。