母とわたしと宗教のこと⑧

現在、母が亡くなってから10年以上の月日が経ちました。
母が亡くなってからは、宗教活動から遠ざかり、御札をもらうだけになりそれを数年続けたあと脱会しました。
辞めると加護を受ける前の状態に戻ると母に言われた事がありましたが、信仰心が薄く、加護を授かっているという気持ちがあまりないためか、辞めたあとも普段と変わらない生活が続いています。

正直、宗教活動をほぼしていない私が2世信者と名乗って良いのか初めは迷いました。
ただ、本人が宗教活動をほぼしていない、あまり関わらない様にしていたとしても、宗教を信仰している親からの影響は大きいと改めて感じました。

母親からの宗教、信仰心という圧をかんじながらもなぜ染まらなかったのか。

結局、いろいろ突き詰めると、母とわたしの価値観が違う、というところに行き着くのだと思います。

宗教に対する怒りよりも、私は母とは違う価値観を持った一人の人間であり、その違いを理解し受け入れてもらえない事に、違和感や怒りを感じていたのだと思います。
その違和感や怒りが、反発心となり「母には絶対に従わない」という気持ちにさせたのだと思います。


母とわたしと宗教に関する事は、これで終わりです。

今後は番外編として、母や宗教と関わる中で私が感じたこと中心にいくつか書いてみたいと思います。