チョイ噛みでペッと捨てられる「政治」
「政治」というものがナメられている。そう思う時は無いだろうか。
意識高い系インフルエンサーやそれに類するような有名人たちがチョイ噛み的に政治に意見する、「そんなガッツリハマってる訳じゃないけど、寧ろガッツリハマってる人おかしくねえ」てな感じで発言する。大概「ガッツリハマっている」人たちは(全ての意見が正しい訳ではないにしろ)真面目に、真摯に権力と対峙しようとしている人が多いから、ネタ的に「ペッ」と消費されてしまうと、どうしても弱い。弱いというのは、社会的に見て。
路上の弾き語りライブを一瞬だけ見て「微妙だよねえあの人」とか言って通り過ぎる、そんな感じだろうか。(「微妙だよねえ」と通り過ぎた人は、普段、路上で歌うというぐらいの挑戦もできていない人がほとんどなのではないか)
そして「政治」にチョイ噛みした人たちは権力を持つ人たちに対しては見て見ぬをして(というか見て見ぬフリをしないと権力から便宜をはかってもらえなくなる)自己満足の商売を続けていく。
しかし、意識高い系も有名人も、日本国内の狭まるばかりのフィールドでしか通用しないことも多いだろうから、その内海の向こうあたりから嵐が吹いてなぎ倒されてしまうかもしれない。クックックッ。