書き初め

確か書家の武田双雲さんのインタビューだったと記憶しているが、年始にその年の漢字一文字を自分で決めて書き初めをするとびっくりするくらいその通りになる、という話を聞いたことがある。あらゆる文字の中から、敢えて一文字に凝縮する事でよりその効果が増すらしい。

ちなみに私は去年試したばかりで、その一文字は “次”だった。そして2019年は私自身全く想像もしていない形で “次”が実現した。これは確かに面白いと感じて、毎年始めに続けていこうと思っている。こういった事は先出しするから面白いのだ。2020年の一文字と共に付随する大切にしたい一文字を合計10個勝手に選んでそこからイメージする言葉、気持ち、願望等を脈略無く書き連ねてみようと思う。

関 — まずは今年はこれが1番。しっかりと関わること、他人にも自分にも。そこに希望を見出したい。
あらゆることは関係する、関連し合っているというイメージを大切に。他人と深く関わるには、自分と深く関わることが不可欠で、それには自分の最も認めたくない部分から目を逸らさずにしっかりと認めることが必要。今年まだ書き初め出来てないので、近々どこかで書こう。

以下、特に今年という訳では無いが改めて自らに問いかけた時に近年、もしくは最近大切にしている一文字。

繋 — 過去のストーリーを未来にしっかりと繋ぐ意識。人間関係もしかり。全ては繋がっていて、そのどこかに自分が存在する。

創 — 創造、創作。日々の生活から仕事、人間関係、食生活、人と過ごす時間、空間に至るまで全ての環境は自分が創っているという意識をどこかで持っていたい。

超 — あらゆる境界線とか、固定観念とか、予想出来る人生とか、そんなものを超えていくイメージ。限りなくフラットを目指してるのだろうか。計画を立てる人生はとっくの昔に諦めていて、それはそれで心地良い。

響 — 他者の影響をしっかり受けること。何か琴線に触れる出来事が起こった時に響きやすい心身を維持しておくこと。他者と響き合う人間関係を特に大切に。その為には自分の感覚に正直でいること。

流 — 流れに任せて、流れに委ねて、流れに乗る。逆らわない。固める事をしない。あくまで願望だけど。

遊 — 生活全般において遊びをもたせたい。余裕とも言い換えられる。一方で全力で遊ぶから楽しい。そのバランスに正解は無い。

艶 — 主に女性に使われる表現ではあるが、私は男性であるが故に、自分の中にある女性性の部分は特に大切にしている。
これもこう在りたいという願望ではあるけれど、艶やかな人の自分なりの定義は “一生懸命で作為の無い”人。

踊 — とにかく踊ってる人が好き。踊る阿呆になりたい。その道のりは遠くて、すぐに踊る利口になってしまう。見る阿呆なのはまだマシで最悪なのは見る利口だと思っている。あっ、そう言えば私の名前は “賢一”だった。名前負けしない様に、永遠の阿呆でいたい。

結 — 繋いでいくのにも結びが要る。結果的に結ばれる関係性に憧れもある。結婚とか、もしかしたらあるかもしれない。あくまでも予感だが。

以上、2020年の漢字一文字を勝手に集めて書いてみたが、1つならまだしも10個も書くと必ず人それぞれ違った内容になるはずだ。それを個性と呼ばずして何と呼ぼうか。ただ自分に正直に選ぶだけで、必ずそれは個性的になる。皆さんも是非一度試してみて欲しい。

#2020年の目標 #今年の漢字 #一文字に込めた想い




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?