48.糖尿病と五感(1)視力


糖尿病になっても始めのうちは血糖値が高いだけでほとんど生活には何の影響もなく、今まで通りの生活が出来ていると思います。
それが薬を飲み続けていると5年・7年・10年と経ってくると色んな所に症状が出始めます。
その中で今回は視力について取り上げてみます。
 
視力というと3大合併症の1つの網膜症ですね。
網膜症は期間は 1∼20 年以上と幅広く、平均すると 15 年で約 40%の人に発症し、悪化するとその現れ方に3段階あるそうです。
 
・初期の単純糖尿病網膜症では自覚症状はないものの、目の中の状態では血管が盛り上がって瘤ができていたり、小さな出血などがみられる。
・中期の前増殖糖尿病網膜症の段階では、網膜の細い血管で閉塞がおこるといった障害がおきて、目がかんだり、視力の急激に低下などといった症状が出てくる。この頃は網膜の毛細血管が新しい破れやすい新生血管を作り始めるので、レーザーで新生血管を焼いて出血しないように治療することが必要になります。
・末期の増殖糖尿病網膜症では、新生血管が伸びて拡張、蛇行し、硝子体の中で大きな出血を起こしたりして網膜剥離を起こすこともあります。この頃になると視力低下や飛蚊症などといった自覚症状がでてきます。この段階になると血糖コントロールの状態にかかわらず進行してしまいます。

網膜症中期~末期

発症すると見やすくする症状に対処する手術はありますが、根治はできないので進行する一方で、最悪失明に至ります。
 
怖いですね。これも高血糖が原因です。あなたが真剣、あるいは適当に、高血糖コントロールに取り組んでいる差が悪化進行の度合いとなって現れてきます。
糖尿病を発症しても最初の内はあまり気にしないで生活できますが、10年過ぎてくると合併症に苦しむ日が増えてきます。
 
そんな高血糖を解消するのに、毎日の血糖値コントロールを真剣に取り組んでも、薬の副作用ですい臓のβ細胞が衰えていくのでインスリンが作れなくなり糖尿病の悪化は避けられません。
高血糖を根本から解消したい場合は、高血糖になる本質を解消する必要があります。その本質は全身の細胞に栄養と酸素を届いていないので、糖を消費できない体になっているからです。
従って、全身の細胞に糖と酸素が届くように体質改善することで、高血糖とも糖尿病とも決別します。
 

糖尿病と決別して網膜症の不安や恐怖を解消したいですね!

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