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甲子園開催!?

現状では、到底高校野球の地方大会の開催は無理だ。つまり甲子園も開催は無理だろう。いまだに、中止は発表されていないが、どう考えても無理がある。無観客での試合はできるはずだ。入場料が収入源ではあるだろうけどもどこの地方も部員一人頭1000円を徴収している。かなりの資金のたくわえが各地方の高野連はもっているはずだ。

 私が一番問題だと思うのは、大会中の選手がもしコロナに感染となる。その選手はもちろんだが、他の選手も出場が困難になるだろうと思うからだ。つまり、大会中であれば、コロナ感染者がチームに出た時点で、棄権をせざるを得ない。それでは、大会そのものが維持できるとは思えないからだ。
ひょっとすると選手だけではなく、大会関係者、審判、監督などなど、だれが感染しても大会の運営ができなくなると思うのだ。 だれが考えても今の時点では開催は不可能と言わざるを得ない。

 こうなると、甲子園開催よりも、現時点で教育をどうすべきかをまず考えないといけないと思う。学校そのものが休校しているのに、クラブだけするのはどう考えてもおかしい。まずは、授業が再開できるように最善を尽くしす時だ。それを高校球児14万人の夢がどうだとか言っているほうがおかしいと思うのだ。進路はどうなる?という方もいるのだが、もともと、甲子園に出場したから進路が良くなるということ自体が問題なのだと思う。その選手の能力があればよいわけで、甲子園に出場した選手を優先的に推薦するという体制がおかしいのである。高校生は見世物でも、商品でもないのだ。

私は、以前から違和感を覚えているの、甲子園の選手宣誓だ。阪神大震災平成7年の春の選抜からなのだが、「夢と希望と感動」を与える。という文言を使うようになった。なぜに、高校生が国民に夢と希望と感動を与えないといけないのか?いつから、芸能人やプロ野球選手と同じ土俵に上がってしまったのか?甲子園は、野球の全国大会というだけのことだ。つまり、高野連がいつの間にかビジネスかし、高校生を見世物にしているとしか言いようがない。確かに、私も甲子園を目指し、選手と汗を流してきた。指導者としては、あの素晴らしい甲子園球場で試合をさせたい。と必死で毎日毎日子供たちと向き合ったものだ。子供たちも、甲子園に行きたい。この先生についていけば甲子園に行ける。と互いに夢を追いかける仲間だ。しかし、現状ではそれは無理なことだ。ならば、いち早く現実を見据え、次なる行動をとるべきだ。その一つは、勉強である。例えば、今は不慮の事故でケガをして野球ができないと割り切り、勉強に専念してほしい。または、他のことに意識を変えて未来の自分に投資してほしい。もちろん、必ず野球ができる日が来る。そのことは間違いないと思う。だが、いつまでも野球を続けられるわけではない。その時のためにも、いま、何をすべきかを考えて、行動をしてほしい。

 

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