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短歌

22
自作の折々に詠んだ歌を載せています
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2021年3月の記事一覧

やまい癒え退院の日を迎えたる
         友の門出をうれしく送らん

わいわい
3年前
8

出張

待ちわびて少しく唇尖らせし         わが頬にさす風は冷たし 羽田より今着きしとの…

わいわい
3年前
7

君が腕に抱かれて眠りしこの夜を
        我は忘れん君も忘れん

君の後を我も共に歩まんと
        誓いしことば胸に刻みおり

わいわい
3年前
10

半月を見上げる人を眺むれば
         おのづと見えし明き弦月

わいわい
3年前
15

まどろみて目覚めし宵に夢叶い
           君の優しき眼差しに逢う

待ち侘びてなお待ち望む彼の人の
           声のみぞ走る心哀しき

眠れぬ夜ふと横に臥しおる君をみて
            明けくる空を憎くぞ思う

わいわい
3年前
6

君は今何をしているかと想いつつ 
         ダイヤルまわす指さき躍らん

刻まれし時計の音の大きさに
         驚きし我を誰ぞながさむ

夜更けて一人起きつる冬の日の
          寒さ身にしむ歌を詠みつも

わいわい
3年前
7

着物着て慣れぬ足元気にしつつ         自ずと心ゆかしくなりけり 炉開きの床を飾りししらたまの          つぼみの固さ冬の来たらん シュンシュンと湯のたぎる音部屋に満ち            茶の心得を我に説く母

待ちわびて なお待ち望む 彼のひとの
      声のみぞ走る こころ悲しき

君の声を 伝えし携帯 消しもせず
     余韻楽しむ 着信履歴

わいわい
3年前
5

川沿いを ぴょんぴょんぴょんと 飛び歩く 
     渡り鳥たち 春はもうすぐ

黙々と 早歩きする 鼻先に
     梅の香りの かすめるごとく

歩き居りて 鼻をかすめる 野焼きの香
       立ち止まりて 煙をさがす

わいわい
3年前
3

誕生石シリーズ 黒真珠

黒真珠知りてやっときまった。したわ首に、いつ買うの?ノーか?遂にビク(ッ)私立つ。巻きと…

わいわい
3年前
3

睦月

万両の実たわわに実り幸こめて                        部屋に飾りく…

わいわい
3年前
12

彼の人の優しき眼差し感じおり
       ふと見上ぐれば上弦の月

わいわい
3年前
2

雲間より天上の光もれ差して
        神の恵みを大地に与へん

わいわい
3年前
6

着信履歴

久しぶり貴方の声を聴けた夜は          消すことできぬ着信履歴