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武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース クリエイティブリーダシップ特論 第1会 足立成亮さん、陣内雄さん

今日のリーダーシップ特論を参加してくれたのは林業の専門家の足立成亮さんと陣内雄さんです。ヤマの仕事、森の空間づくなどの地域活動について詳しく説明してくれました。とても興味深いと感じます。

リポートのキーワード:先端建築材料、写真、山仕事、共通言語

「ヤマクティビティ」                        「ヤマに道がついて、しっかり手入れされていい風景になったら、遊びたくなる。」 わたしも同じことを感じます。元々は自然環境だったものが、多くの人に見てもらうことで「景色」になりましたと思います。ここには道がなかったのですが、「景色」を見たいという人が増えて、自然に道ができました。足立さんと陣内さんはその「景色」をみたいからこそ、山仕事をするようになったではないかと考えています。                  初めて千葉の大多喜町に行ったときのことを思い出します。森林の奥には地元の有名な蕎麦屋があって、行く人が増えたので自然に道ができました。その景色をより多くの人と共有するために、林業に携わり、自分の仕事を美を共有するプロセスに変えていくことは、とても立派な仕事だと思います。 

「ツリーテラス」                                      ツリーハウスはよく耳にしますが、「ツリーテラス」は一体何なのか、足立成亮さんと陣内雄さんの話を聞いて、初めてわかりました。「ツリーハウスにおさまってしまいたくない。」故にオーペンの空間を作りました。「ツリーテラス」の写真を見た瞬間、人工物のテラスは全く感じらず、周りの森林に溶け込んでいるように感じます。元の景色を壊さずに、景色を楽しむための場所を作る。それこそお二人が楽しんでいる山仕事ではないかと考えています。

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