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「算数脳」で難局に立ち向かう

クリエイティブリーダシップ特論Ⅱ 第7回(2021.5.17)_高濱 正伸_レポート 今日のリーダーシップ特論を参加してくれたのは「はなまる学習会」代表の高濱正伸さんです。高濱さんは約30年前、「この国は自立できない大人を量産している」という問題意識から、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、作文、読書、思考力、野外体験を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立しました。

高濱さんの著書には「小3までに育てたい算数脳」という本があります。「算数脳」ははなまる学習会の指導目標の一つとして、抽象的なことを論理的考える思考法です。「算数脳」とは何か、その構成要素になる能力は二種類があります。それは「見える力」(空間認識能力・図形センス・試行錯誤力・発見力)と「詰める力」(論理性・要約力・精読力・意志力)です。

その以外にはも一つ大切な能力があります。それは「遊ぶ力」だと高濱さんが考えます。自分は昔から遊ぶ能力は大事と思いました。高濱さん考えた「遊ぶ力」と違うかもしれませんが、遊ぶとは楽しく学ぶことだと私は思っています。自然界には、遊びの中で生きる力を身につける動物が多いです。このような遊ぶは、まるでエクササイズのように本番が来る前の演習です。「遊ぶ力」を通して、身につけたのは物事に対する直感的な判断だと思います。例えば、旅行をする前に、目的地の情報や天気予報など様々な情報を手に入れ、計画を立てるのは普通です。しかし、考え過ぎると、いいタイミングを逃すだけでなく、モビリティが下がることにもなりかねません。中国には「日付の選択に悩むことより、今すぐ出発したほうがいい」という俗語があります。迷っている時は実践で経験を積み、ある程度の経験を積んでから冷静に考える、「遊ぶ力」と「思考力」どちらでも大切です。

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