見出し画像

2021もRENEW!ものづくりの集積地

クリエイティブリーダシップ特論Ⅱ 第3回(2021.4.26)_森 一貴さん_レポート_「若者たちを巻き込んて盛り上がるものづくりの町」。

キーワード:地域、ものづくり、RENEW                                今日のリーダーシップ特論を参加してくれたのは福井のものづくりの祭典「RENEW」事務局長の森 一貴さんです。新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けながらも、「Re:RENEW2020」を開催し、持続可能な地域作り、工房見学イベント推進しています。とても興味深いと感じます。 

森 一貴 の略歴                                                森さんは東京の会社での勤務を経て、福井県鯖江市のプロジェクト「ゆるい移住」に参加のきっかけとして、同市へ移住しました。半年間のプロジェクト終了後、福井県に残り、工房・職人体験イベント「RENEW」など、まちづくりに関わる企画・実行支援を力を入れました。

このショートフィルムを見て、工房見学イベント内容に感動しました。偶然にも、現在武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスの工房は建設中で、まもなく、学生のための木工スペースが用意される予定です。確かに、修論発表を中心とした修士研究の中で、実際に手仕事を必要とする部分は少ないですが、研究データの入手や実験的な仮説などを検証するためには、プロトタイピングをすることは避けて通れない重要なプロセスだと思います。                          漆器、和紙、焼き物など、地域には様々な工芸があります。これらの工芸品の最大の楽しみは、鑑賞したり消費したりするだけではなかなか味わえないものだと思います。それは、結果(完成品)しか見ていないからです。 人は生産の謎について主観的な推測や理解をしており、実際のプロセスは想像とは大きく異なることが多いです。謎のプロセスを見るために、一部の人たちは集まったではないかと考えています。               「RENEW」のイベントを通じて、実際の作業場に行って、そこでの匂いや音を感じ、職人と直接コミュニケーションをとることで、一度に多くの情報を得ることができます。この活動で単純な消費から脱却し、地域にあるものづくりを学びに変わる力を感じます。それも「RENEW」の目的の一つではないかと考えています。                      

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?