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母の居ない母の日

まさかそんな日が来るなんて。

寂しい母の日。
約1週間前に脳梗塞で救急搬送された母。
数日前に一般病棟には移ったが、昨日の面会では愕然とした。
虚ろな目をして力なく座っている姿(座るリハビリ中だった)
支えが無いと座る事が出来ない姿。
あんな状態の母を見るのは初めてだった。ショックだった。
母の日の今日は日曜日、病院自体が面会を受け付けていないので
会いに行くことが出来ない。母の日なのに。
母の日、Mother's Day、何て残酷な日なんだろう。
とても悲しくなった。寂しくなった。
母が倒れたその日に、母に送ったマンゴー出荷の連絡が入った。
誰にも食べられないマンゴーが実家の冷蔵庫にぽつんと仕舞ってあった。
誰にも食べてもらえないマンゴー、可哀想だ。
一つは持ち帰って、もう一つは明日面会に行く妹に託した。
例え食べられなくても、匂いを感じて、色を見て。
少し舐めて甘さを感じたり、マンゴーの味を思い出してくれるだけでいい。
それが早く回復しよう、という活力に繋がってくれるのなら。
回復の一つのヒントになってくれるのなら。
元気になったら、また幾らでも買ってあげるから。








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