2月23日


おそロシア。

午前中掃除したのち、近くの弁当屋で、から揚げ弁当を買い、食べ終え、自分の部屋にこもった。

全員火炎放射器で消え去らんかな。と僕は思っている。キラキラしたものが消えてしまわんかな。と僕は思っている。と同時に、絶対そんなことしない自分もいる。

戦争が今にも始まるようだ。別に、戦争だけでいったら、他の国でも行われていたはずなのに。ロシアとなると話がべつのようだ。マスコミも連日とりあげている。と思いきや、Twitterでは日本のマスコミは全く報じていないという人もちらほらいる。

現実味がない。

これまでの戦争も、これから起きる戦争も、現実味がないのだ。

ないからこそ、火炎放射器で~とか思っているのだ。

そんな事を考えていたら、いつの間にか、寝ていた。五時間寝ていた。起きたら20時過を過ぎていた。お腹が空いたのでコンビニで何か買うことにした。マスクをし、イヤホンをし、対話拒否モード。階段を下りる。すると、にぎやかな音がした。ラウンジを覗くと、大勢の若者が。その中に、顔見知りが一人。ここでバイトをしている人。その人と目が合った。

「餃子たべます?」

僕は返事よりも先に体が動いていた気がする。スーッとそちらへ向かった。

人類文化クラブ。餃子パーティー。バッハを二時間聴く会。凧揚げ。

意味の分からない言葉が飛び交った。

僕はその意味の分からない世界で餃子を食べている。

コムデギャルソン。カフェ&バー。粘土。粘土と糸。服飾。フリーター。カメラマン。写真集。農家。社会人。ニコン。スパイス入り餃子。ピーナッツ入り餃子。青が大好きな女の子。アメリカからの留学生。人間不信だったけど、この人間文化クラブに出会い信じれる人に出会えたらしい。

僕はそれをじっとみていた。僕が彼らと話していたのだろうか。

だって僕はさっきまで、自分の部屋で一人塞ぎこんでいたはずなのに。いきなり僕はここにいる。

藤田君と深夜の1時頃まで話している。あの時の僕はいったいどこへ行ったのだろうか。

人間文化クラブの人たちは、僕が人生で関わった事がない人たちだらけだった。彼らがまぶしかった。まぶしすぎた。

夢の中とは、まぶしかったり、辛かったり。目を覚ますと、そこには変わらない自分がいる。

彼らがまぶしい。そこにいる自分。だけど、彼らとなんだか自然に、確かに話している。話終えている。

気づくと、僕は自分の部屋に戻っている。

だが、この部屋をでた時の自分とは違う状態だ。

僕は歯を磨き、ベットに横になる。

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