身近な社会学
社会学に関する本を読みました。思えば、大学で社会学を少し学んだなぁと思ったりしたり。
社会学とは、「社会学のエッセンス 有斐閣アルマ」には下記のように記載されています。
社会学では、私たちの日常の好意を出発点にして、世の中のしくみを解明しようとします。したがって、自分とはどんな存在であるのか、人間関係が成立し集団が形成されるプロセスはどうなっているのか、社会に制度が生成されるメカニズムは何か、といったことが社会学の重要なテーマになってきます。
たしかに、大学の講義では、日常生活の身近なテーマをもとにした講義が多かった記憶がある。
なので、世の中に起こる現象にたいして、好奇心をもって研究する学問のようです。メディアで取り上げられているような「さとり世代」「オタク」「草食系男子」といった社会記号がなぜ生まれているのか。社会と個人の関係を読み解き見つけていくような学問なのかなと思っています。
自分という個人の存在を社会とどうやって関わっていくのか。結構前にこんな本を読んでいたことを思い出しました。
他者との関係のなかにじぶんの姿が生まれていく、個人としてのアイデンティティは、社会に存在している無数にあるコミュニティの所属の仕方によって、持つじぶんとしての顔が変わっている。みたいなことが書かれていた記憶があります。
確かに、社会記号として存在しているコトバは、自分では意識していなかったが、言われてみると自分は存在だったのかもしれない。という風に思い出すのでしょうか。
そう考えると、3日前くらいにふと思い立って書いたGEZANの新譜の感想も社会学的な視点から読み解けるのかもしれない。
様々な音楽メディアで掲載されている記事を読んでいても音楽的な評価は絶対的なものであるが、それ以上にいまの閉塞的な世の中における希望のような存在として支持されている側面もあるのかなとここ数年見ていると感じていました。それは、極端な話すぎるかもしれないですが、「宗教」に近いような感覚かもしれません。じぶんという個人と社会がどうやって関わりを持つのか、その一つなのかなと思いました。
そして、個人と社会の関わりが大きくなって集合体(コミュニティ)になることで流行が生まれて、社会記号が生まれるのかなと思いました。