自問自答するバスケ少年の姿。“幸せ”とは。“輝き”とは。「Intro: The Most Beautiful Moment in Life」|花様年華pt1(2015年)
忘れもしない、2021年3月12日(金曜日)。
その日。
突然「BTS」の沼に落ちた新規ARMYです。
そして、クリエーターとして信用できるところ…創作者/表現者としてのミン・ユンギ|MinYoongiを推すタイプのユンギペンです。
どこか不完全で、つねに焦りを抱えていて、誰よりも、次はもっとうまくやってやろうと目を凝らして世の中を見ている。
“天才”のように言われるが、すべてが不安、準備、先回り。
周りの期待を慎重に汲み、つねに少しだけ期待を超えて相手を安心させる。
それが私のミン・ユンギです。
バスケとミン・ユンギ。
映画「THE FIRST SLAM DUNK」の話題に、そっけなく振る舞うミン・ユンギ。
自分は小学6年か、中学1年の頃から熱中していて、この「SLAM DUNK」ブームは遅れてやってきた、と。マンガは何度も何度も読み返したし、自分の方が誰よりも詳しいし、と。(2/14「Wevers Live」)
また、「NBAのアンバサダー」に正式就任したミン・ユンギ。
遠慮がちに、でも嬉しそうにNBA選手と写真に納まったり、試合会場の最前列で観戦したりする姿がメディアに流れた。
子どもの頃から好きだったバスケ、続けていたバスケで、憧れの選手と並び人気者として紹介される様子を「夢のような出来事だった」と、言うミン・ユンギ。
バスケットボールとミン・ユンギに改めて注目が集まった今年2023年。
聞き流していた音楽を物語として読んでみる。
「Intro: The Most Beautiful Moment in Life」を聴き直しながら、改めて歌詞を読み込んでみた。
(ほかの楽曲もそうであるように、)BTSの韓国語の歌詞はビートとメロディーと一体化して伝わってくる。
「音楽は言語(ボーダー)を超える」と彼らは言う。
それに甘え、言葉一つ一つの意味を調べるなどせず、テーマ性の流れの中で雰囲気や歌唱、パフォーマンスを楽しむことをしてきた。
そうして、ただ聞き流しなんとなく感じ取れていた気になっていた楽曲を、韓国語から日本語、または韓国語から一旦英語にして、英語を日本語に訳すなどしながら、歌詞の意味を開いてみる(気持ちはミン・ユンギになって)。
すると、ビートとメロディー、韓国語独特の発音から受けていた印象とは別の物語が、短い楽曲の中に閉じ込められていたことがわかる、彼らを知りたての頃に聞いたものとはまったく違った楽曲にすら思えるほどに。
特に、この「Intro: The Most Beautiful Moment in Life」については…。
え、この音。そうだったの?
「Intro: The Most Beautiful Moment in Life」は、「花様年華」がテーマのアルバム1作目の「イントロ曲」。
「花様年華pt1」には、「I NEED U」や「DOPE(쩔어)」が収録されているので、「The Most Beautiful Moment in Life(花様年華)」とタイトルがついているのにもかかわらず、あまり注目してこなかった…god damn it!
「Intro: The Most Beautiful Moment in Life」を、意味を開きながら、繰り返し聞いてみる。
すると、バスドラムで打ったビートだと思っていた音が、違って聞こえた…これ、“バスケットボールのドリブル”の音じゃん!
加えて、時折「キュキュ」と、コートの床にこすれるバスケットシューズの音も聞こえてきた!
え、バスケットボールの音でビートを作っていたの⁈
そうすると、ラップの息継ぎや呼吸だと思っていた吐息が、バスケットコートで孤独にシュート練習をするミン・ユンギの姿(アウトライン)そのものに。後半入る手拍子は、コートの中で苦しみながら勝ち筋(希望)を見出そうとするミン・ユンギの背中を見守る観客の姿に。
そうありありと見えてきて…「The Most Beautiful Moment in Life(花様年華)」で表されていた「人生で最も美しい瞬間、青春」の時期に、少年から青年へと成長する過程の葛藤や可能性を、ミン・ユンギの物語で聞かせてくれていたのか、と知ることができ…。
このタイミングで、「Intro: The Most Beautiful Moment in Life」を読めたのはよかったな、「Agust D」の三部作が終結するこのタイミングで。
Intro: The Most Beautiful Moment in Life|花様年華pt1
...と勝手なことを書きました。
「Intro: The Most Beautiful Moment in Life」のここが好き、ここをこう読んだ、など聞かせていただけると嬉しいです。
ぜひコメントを、お願いします💙
〈これ聴いて♪〉
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