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次に進むためのミン・ユンギのChapter0。「Agust D」の7曲を読んでみた。

忘れもしない、2021年3月12日(金曜日)。
その日。
突然「BTS」の沼に落ちた新規ARMYです。

そして、クリエーターとして信用できるところ…創作者/表現者としてのミン・ユンギ|MinYoongiを推すタイプのユンギペンです。
どこか不完全で、つねに焦りを抱えていて、誰よりも、次はもっとうまくやってやろうと目を凝らして世の中を見ている。
“天才”のように言われるが、すべてが不安、準備、先回り。
周りの期待を慎重に汲み、つねに少しだけ期待を超えて相手を驚かせる。
それが私のミン・ユンギです。

「SUGA」ことミン・ユンギのもうひとつのペルソナ「Agust D」による正規ソロアルバムのリリースを前に、改めて「Agust D」によるMixtape作品
・Agust D(2016年発表)
・D-2(2020年発表)

を訳してみるチャレンジです。
もちろん、ミン・ユンギを召喚し、憑依させ日本語で読み解いてみます。

言霊

ミン・ユンギは、常にリーガルメモパッドを持ち歩き、言葉をかきつけ、創作にあたってはそのノートを源泉に楽曲制作をするんだと言います。
また、必ずしも発表の順番が制作された順番ではない、というところに彼の言葉への執着(渾身)を感じます。

(発表が)前後して同じ言葉、フレーズが何度も出てくる。

それだけ、まだまだ創作の可能性を持っている、ということでしょう。同じ悩みや課題を、表現を違えて昇華させようと創作作業ができる。
HipHop的なところではありますが、言い換えたり、表現を変えたり、伝える相手(バトルの相手、聴衆)に対し、伝える工夫をする人です。

振り返って「Agust D」の楽曲を読んでみると、各所にキーとなる言葉(概念)、フレーズを見つけることができます。
普段は韓国語なので、聞き流していますけど…。

BTS(防弾少年団)として発表された楽曲のいくつかは、それらの言葉(概念)が源泉となり展開(派生)されていった(らしい)ことがわかるのです。
ミン・ユンギが、BTS(防弾少年団)の楽曲づくりに深くかかわっていることが改めて理解できるし、創作をしてきた20年近くの時間の中で、繰り返し繰り返し繰り返し感情をなぞり深めてきたこと、同時にそれが彼の苦しみの軌跡であることも感じ取れます。

覚えていることは、忘れてしまうことよりつらいんですよね。

次にすすむために「RUN! ミン・ユンギ」

Agust Dにより発表される作品は
・Agust D(2016年発表)
・D-2(2020年発表)
を経て、新たに「D-Day」の発表へ。
そして、「D-Day」で「Agust D」三部作(トリロジー)の完結へ

怒りやもどかしさ、自信の喪失、背負ってしまった責任感…ミン・ユンギの中の「Agust D」を何らかの形で終わらせられるとしてら、(寂しさもありますが)それは振り返って、彼の「Chapter 0」と言えるんではないでしょうか。
「Chapter 0」。
過ぎ去ったことにタイトルを付け、キャビネットにそっとしまい(時々は取り出し愛でたりもしながら)、次のミン・ユンギに期待しましょう。

ウイスキーも熟成により芳醇さが増しますからね。

あ、ウイスキーはガラス瓶の中では熟成しません。蒸留した原酒を樽で保管する工程で熟成が進みますが、ガラス瓶ではそうはなりません。ウイスキーの成熟は樽の木の成分や木についている菌の作用だから、なんですよ、ヨロブン。

ミン・ミンユンギ。

さあ、次へ
カジャ!

Agust D(2016年発表)

1)Agust D

2)Give It To Me

3)724148

4)140503 at dawn

5)The Last

6)Tony Montana

7)So Far Away

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