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ミン・ユンギが最も愛着のある曲だと言う。まだ何者でもない7人の物語。「Tomorrow」|Skool Luv Affair(2014年)

忘れもしない、2021年3月12日(金曜日)。
その日。
突然「BTS」の沼に落ちた新規ARMYです。

そして、クリエーターとして信用できるところ…創作者/表現者としてのミン・ユンギ|MinYoongiを推すタイプのユンギペンです。
どこか不完全で、つねに焦りを抱えていて、誰よりも、次はもっとうまくやってやろうと目を凝らして世の中を見ている。
“天才”のように言われるが、すべてが不安、準備、先回り。
周りの期待を慎重に汲み、つねに少しだけ期待を超えて相手を安心させる。
それが私のミン・ユンギです。


ミン・ユンギが一番好きな曲

自分が作った曲の中で、一番愛着のある楽曲は何か?と問われたミン・ユンギが即答するのが「Tomorrow」(「シュチッタ」EP.6)。

高校生の時に作った曲だという。

2014年リリースの、アルバム「Skool Luv Affair」の中の1曲に過ぎない、とミン・ユンギは言うが、折に触れ思入れのある曲としてタイトルを挙げる。

「希望に満ちている曲」だと。

Agust Dが生まれる前に

「Tomorrow」は、まだ高校生だったミン・ユンギが作った曲で、歌詞には、デビュー前後の「何者にもなれない」彼の苦悩が書かれている。

この曲は、BTS(防弾少年団)の7人で歌っていて、ラップ担当(SUGA、RM、J-HOPE)がそれぞれラップを入れているから、作詞はラップ担当の3人がかかわっている。

「Tomorrow」は “7人で共有した物語”となっていて、まだ「Agust D」につながる“怒り”の部分は表現されていない。

デビュー前後で悩みの中にいる自分たちだが、決して足を止めることはしない。ただ、しばらく休むことも必要で、また明日に向けて歩み出せば、昨日より今日、今日より明日と続く道の先で、苦痛を乗り越えているはず。
そう希望へ踏み出した7人の物語(この後で、ミン・ユンギはさらなる難局を迎えるわけだな)。

この1曲も、このタイミングに改めて歌詞を読めて良かったよ。
若きミン・ユンギ(Agust Dを産みだす前)を感じられて。

「Tomorrow」|Skool Luv Affair(2014年)

引き継がれるリリック

「夜明け前が一番暗い」というフレーズは、このあともたびたび楽曲の中に登場する。
「しばらく休んでいるだけ(また動き出せばいい)」というのも、のちに「Telepathy(しばらく|잠시)」に展開されるし、「迷路|maze」というワードも「Love Maze」に重なる(「Maze」は、キム・ナムジュンのリリック)。

前半、自問自答(吐露、独白)の部分は、ミン・ユンギのラップの特徴だし、後半の言葉の定義やロジックを組み立てているところと韓国語の発音の中に英語を流し込んでいるところはキムナム・ジュンだし、場面転換のように前向きな、まさに「希望」のメッセージを綴るのはJ-HOPEだし。
もうこのころ(少なくとも2014年以前)には、3人の特徴が感じられる。

ユンギ、私も好きよ「Tomorrow」。


...と勝手なことを書きました。
「Tomorrow」のここが好き、ここをこう読んだ、など聞かせていただけると嬉しいです。
ぜひコメントを、お願いします💙

〈これ聴いて♪〉



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