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周囲の評価に実感がともなわない違和感「Give It To Me」。流されないための碇(または怒り)。|Agust D(2016年)

忘れもしない、2021年3月12日(金曜日)。
その日。
突然「BTS」の沼に落ちた新規ARMYです。

そして、クリエーターとして信用できるところ…創作者/表現者としてのミン・ユンギ|MinYoongiを推すタイプのユンギペンです。
どこか不完全で、つねに焦りを抱えていて、誰よりも、次はもっとうまくやってやろうと目を凝らして世の中を見ている。
“天才”のように言われるが、すべてが不安、準備、先回り。
周りの期待を慎重に汲み、つねに少しだけ期待を超えて相手を安心させる。
それが私のミン・ユンギです。

欲しかったものは何だったのか?という問い

2015年ごろから、海外でのプロモーション活動やイベントへの招聘などで注目が高まっていったBTS(防弾少年団)。
インタビューのたびに
「成功の秘訣はなんですか?」
そう投げかけられる無為な言葉。

まわりが言う、その「成功」自体に違和感を持っていたのだろう。
金か?賞か?華やかなステージで向けられるフラッシュライトの数か?
そんなものに意味を感じない。
それより、
自分を曲げないことだ、流れにおもねらないことだ。
そうやってきた自分をあきらめないことだ。

彼らは本格的なアメリカデビューを果たし、2017年11月には「アメリカンミュージックアワード(American Music Award)」でパフォーマンスを披露した。これが、アメリカでのテレビ生出演初だったとのこと。

2017年11月19日|アメリカン・ミュージック・アワード

のちに、ミン・ユンギが語ったことには、このステージのあと、シャワー室で泣いた、と。
「怖かった」と。
アメリカでデビューをし、音楽三大アワードの一つとされる「アメリカンミュージックアワード(American Music Award)」で、自分たちの楽曲を披露する。
こうして、自分たちの手の中に納まりきらない数々のことを、次々に手に入れていく。

ああ、もらってやるよ(Give It To Me)。
ただ、本当に欲しかったのはそんなものじゃないんだ。

Mixtape 「Agust D」の「Give It To Me」の後に「Skit」が収録されている。
「Skit」とは、会話や短いストーリーで、アルバムなどで曲と曲とをつなぐもの。
「Agust D」の「Skit」では、ミン・ユンギとお兄さんの会話が使われている。

ミン・ユンギが音楽を志したころから、お兄さんだけは信じていてくれていた、と。その時から、音楽が出来ているのは、そんなお兄さんの存在があったからとミン・ユンギは言うの。
ミン・ユンギの「成功」はお兄さんに認めてもらうこと、信じてくれたことに報いることではないだろうか。

今でも、彼が自信を持てているのは、大邱にいた、何でもないころのミン・ユンギを信じてくれた人が近くにいたからだんだろうね。

「Give It To Me」|Agust D


...と勝手なことを書きました。
「Give It To Me」のここが好き、ここをこう読んだ、など聞かせていただけると嬉しいです。
ぜひコメントを、お願いします💙

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