ことばのあや

よく、

正しい◯◯

って表現を見聞きする。
ワタシも使いがちだけど、
よくよく考えていくと、

正しいの基準はどこなの

って疑問にぶつかる。


いちたすいちはに


みたいに、
明らかな正しい答えがあって
みんなそれを知っている、
ってことも
世の中にはたくさんある。

だけどたとえば、

90%の日本人女性は
生理痛を感じている

ってゆうデータがあるらしいけど、
じゃぁ、

生理痛があるのは正しいのか?


たくさんの人がそうだから、
生理痛があるのは
フツー

って考えられがちだけど、
フツーが正しいわけじゃない。


こないだ、
フェイシャルのモデルになってくれた人の
肌分析をしたときに
彼女は肌の悩みはない、と言った。

これが私にとってはフツーの状態だから、と。

でも彼女の顔には
毛細血管が拡張している症状が
見えていて、
アグレッシブなトリートメントには
不向きな肌だった。


年がら年中
手足の末端が冷たい人も、
それはその人のフツーだとしも
健康面から考察したら
末端の冷えは
放っておいていいことではない。


こんなふうに
正解か決まっていても、
その正解を
みんなが知っているわけじゃないことも
よくある。

いちたすいちがに なことや
赤と青を混ぜたら紫なことは

よく知られている、

というだけのことなんだ。


ワックス脱毛やシュガーリングの技術も
正しいとか
正しくないとか
間違ってるとか
変とか、
見る人によっていろんな意見が生まれる。
ワタシも、
そんなふうにして
色んな人の技術を見てきて、
勝手にじゃっぢして、
どーのこーの言ってるけど、


正しい

とか

正しくない

とか

誰目線なの?



ってことを最近よく考えてる。


無論、
ワックスやシュガーリングは
手技なので、


うまい
へた

はある。


でも、
うまい人は正しくて
ヘタな人は正しくないのか
って言ったら
それはまた違う。
最初からうまくできる人なんて
いないから。


まったくうまくならない人は
正しくないのかもしれないけど、
お客様商売である以上、


うまいかへたかを
判断するのは
お客様だ。

ただし、
その商売を、
プライドを持って生業としていくなら、
ひとりでも多くの人を
納得させられる技術を
一生かけて磨いていくべきだと思う。


一回習っておわり、


とか


稼ぎたくて
即興で講師になった人


とか



それははっきり言って、

プロとして正しくない。


ってゆうのは、
ワタシ目線の話だということは
はっきりさせとくとして、


ムっ💢


となった人は
図星なんだと思うので
これからもっと
一生懸命やんなきゃね。


話は少し変わるけど、

コロナ騒ぎになってからとゆうもの
マスクやワクチンについて
みんながそれぞれの意思を持つことを
禁じられているかのごとく
テレビや新聞やネットニュースが
好き勝手に正義を振りかざして
正しそうな情報を
放り投げてくるのを
無条件に信じて、
不安になって、
その不安を人にも押しつけて
同調圧力かけて、


その不安も、
あなた目線の不安で、
全人類が同じように感じてるわけじゃ
ないっすよ、

と思うことがしょっちゅう。


ワタシも気をつけよう。