「弾かない人になりたいと、思っている」―――秋山直太朗

前回の対談で小日向真芽さんにご紹介いただいたのは、秋山直太朗さん。私自身、一番、拝見した機会が多い司会者さんなのですが、きちんとお話するのは初めて。いつもニコニコ温かい笑顔の裏側に、どんな司会への想いがあるのか、ドキドキしながらお話スタートです。
尚、会話中に出てくる公演名、団体名等については、我々は愛して愛して告知しているのみですので(笑)、宜しくお願いいたします。
※注
当該記事の著作権は、全て山東けい及び秋山直太朗に帰属します。
他メディアへの無断転載、引用、抜粋、またデータ譲渡、ダウンロード等はお断りさせて頂きます。転載等をご希望の場合は、必ず、山東へDMでご連絡下さい。→ https://twitter.com/santou_kei
※また、記事内に公演予定が記載されていた場合、それらは公開時のデータとなります。詳細は各団体の公式ホームページにてご確認ください。

山東けい(以下、山東):よろしくお願いします!
秋山直太朗(以下、秋山):よろしくお願いします、秋山です~! あの、これってビデオ通話とかにしても良いんですか?
山東:え?! い、いいんですけど、私、あの…、すっぴんでして、大丈夫でしょうか?(笑)
秋山:(笑) 今、ずっとLINEアイコンのけいさんしか映ってないので、ビデオ通話にするのも良いかな~っていう気持ちが(笑)
山東:(笑) あ、じゃあ…! その、ちょっとお待ちください…!(急いで切り替える山東) ポップガード※で防衛します!(笑)
秋山:あ、映った! こんにちは!(笑) 光量あるから、そんなにスッピンって感じにはなってないですよ(笑)
山東:あはは、良かった…!(笑)

※ポップガード……収録時にマイク前に置いて、破裂音やマイクのノイズを軽減する機材。開いた餃子の皮ほどの面積がある。

秋山:今回、事前に頂いたけいさんのプロフィールを拝見したんですが、けいさんも、色々な司会をされているんですね!
山東:ありがとうございます。といっても…、初手から話の腰を折って恐縮なんですが(笑)、謎解きの司会という意味では、経験の浅い人間だと思ってまして。たまたま、イベントやセミナー司会の仕事をしていて、司会経験と役者経験があるから、というご縁で立たせて頂いていると思ってます。そういう意味では、「お前は誰だ」っていう人間ですが(笑)、環境の変化の中で「お客様に届けられることを…」という思いもあって、こういうことを始めてみました。
秋山:なるほど、そうなんだ! でも、僕自身が、司会の人の横の繋がりって、なかなか作りづらいと思っていまして…。司会者同士って、比較される対象ではあるけれど、何かあったら助け合えるのも、同じ場を経験している者同士だと思うから、こういう「謎解き司会者がコミュニケーションをとれるプラットフォーム」を作ってもらえて、しかもお話も出来るのは、本当に有難い機会だなと思ってます。
山東:私も、今回、アッキーさんのお話をお伺いできるの、本当に嬉しいです。今日は、どうぞ、よろしくお願い致します…!

今回は、過去の対談と違って、初のビデオ通話でのお話で、終始緊張していた山東でしたが(笑)、最近少しずつ増えてきたオンライン公演の話や、今後の謎解き司会者の展望など、骨太なお話もお伺いできました。ご家族の、ちょっぴり可愛い話もあります。是非、ゆっくりとお楽しみくださいませ♪

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秋山直太朗(あきやま なおたろう)
俳優・イベントMC・結婚式司会。
2000年、大学生活と並行して人権問題を考える劇団に所属し、教育の一環として、小学校や中学校にて公演を行う。その後芸能事務所に所属し、小劇場や商業演劇などの道へ進む。
2010年に大阪での活動を経て、東京へ拠点を移す。
2013年から株式会社SCRAPにて、リアル脱出ゲームや謎解きウェディング、リアル脱出ゲーム懇親・研修会の司会や講師も担当。世界一謎があるテーマパーク・東京ミステリーサーカスではホール公演の司会の立ち上げとして演出・解説台本の作成に携わることも多い。
近年は2020年3月に発表された第23回文化庁メディア芸術祭・審査委員会推薦作品に選ばれたイマーシブ公演「のぞきみカフェ」への出演など、その活動は多岐にわたっている。

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