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お笑い沼にハマってしまった2022年

あ~、オタクするって楽しぃぃぃぃ(大の字)

新しい推し、こんにちは

 私はいわゆるオタクと呼ばれるタイプの人間である。中学1年生の時に、当時デビュー10周年を迎えた嵐にハマってから、数多のものに熱中してきた。嵐以外にも他のジャニーズグループにハマっていたこともあるし、その他の音楽も好んで聴いている。アニメにハマって声優さんを覚えたこともあった。それこそ学生時代は声優さんが出演する舞台公演や朗読劇に通い詰めた。演劇を齧っていたからイギリスに留学した時はミュージカルも観に行ったし、帰国してからも気になる作品をチェックしたりしている。

 「推しは推せる時に推せ」のマインドが染み付いているのでとにかくハマったものには可能な限りお金を落としたい。ただゲームに課金をした時はあの危うさのドツボにはまりかけた、危ない危ない。

 そして2022年、私に新たに「推し」と呼べる存在ができた。齢25、アラサーなるものがちらつく中この様である。

 今年になってハマったもの、それは「お笑い芸人」。特に漫才を生業とする人たちが好きになった。

コマンダンテ、が好き

 この年になって芸人さんの世界に心惹かれるとは思わなかったのだけれど、その中でも特に推しているのがコマンダンテというコンビである。

背が高い方が安田と言いまして、
低い方が石井と言います。
どっちでしょうか〜。

 このコマンダンテというコンビ、テレビに出る頻度は少ないものの気が付けばほぼ毎日よしもとの劇場にいる、そんなコンビ。去年は820ステ(1日平均2-3ステ、多い時には5ステ。1つの劇場に留まらず複数掛け持つことも。)立ち、今年もその記録を更新するのかは個人的に注目している。※2022年は915ステ!2023年は目指せ1000ステ!

 でも、なんでコマンダンテが好きになったのか明確なきっかけを覚えていない。たまたまYouTubeのおすすめにあって、それをクリックしたのが始まり。

 まずはネタを観てほしい。どのネタでも面白いのだけど、特にこのネタは初めて劇場で観た時にめちゃくちゃ笑った。

 ---視聴中---

 観ました?観ました?(迫真)私、今までの漫才のイメージって関西弁がきつかったり、どついたり、はたいたり、少し野蛮なイメージを持っていたんです。でもコマンダンテはそのイメージとは180°違う。見た目シュッとした2人(共に180cm越え)が、一定のテンションで淡々と進めていく漫才。でもめちゃくちゃ面白い。2人だから醸し出せるこの絶妙な雰囲気。スタイリッシュ。好き。誰も傷つけない、貶さない、優しい世界isプライスレス。

2022年12月19日

 この日は、年内最後のルミネtheよしもと。個人的なルミネ納め。お笑いを知って、劇場に行くことを覚えたら気がつくとルミネだけで10回以上行っていた。

①平日公演14時の部

 ルミネtheよしもとではほぼ毎日、数多の芸人さんが出演する寄席が開催されています。平日でさえ2公演。土日祝日だと3公演。ちなみに今年の大晦日は5公演やるらしい。えげつない。でもそれだけ自社の劇場で自社のタレント出せるんだからそもそもの企業としての大きさがすごい。

 出演者によっては、平日でさえ完売になるほど。そういえば、初めてルミネに行った時も平日だったのに完売だった覚えが。

2022年2月28日 初めてのルミネ

 この日は前日のM1グランプリの影響があったのかなかったのか、私が入った14時公演は完売となったよう。当日券を求めるカウンターの列が今までに見ない混雑だった。

2022年12月19日

 もちろんお目当てはコマンダンテなんだけれどそれ以外の出演者のネタも楽しませていただく。出番順に感想等つらつらと。

①オズワルド
トップだったんだけど昨日のこともあって登場時には割れんばかりの拍手。なんかちょっとうるっときちゃった。「敗者復活戦、優勝!」

②トット
関西出身で高校からの同級生コンビ。コマンダンテとも仲が良い。つかみが毎回面白い。あとシンプルに2人とも顔がいい。

③ゆにばーす
M1ファイナリスト経験者。はらちゃん生で見るとフォルムが愛しい。

④コマンダンテ
贔屓目で観てしまうけどやっぱり面白い。あ、でも今日のネタめっちゃ舞台で走り回ってた(?)。

⑤ライス
この日唯一のコント師。2016年のKOC王者。コントだから出せる世界観とかちょっとズレた設定が面白かった。渋谷の醤油、五反田の塩。

⑥プラス・マイナス
2人とも芸達者。話す量は100対0、隣にいるのはお地蔵様なのかもしれない。相方を変えながら漫才やるとは…?

⑦南海キャンディーズ。
追加出演なっててびっくり、だいぶ激レア。お馴染みのポーズで舞台上に現れた瞬間のワクワク感ハンパじゃなかった。しずちゃん、結婚おめでとうー!

⑧あべこうじ さん
圧巻の1人喋り10分。客の引きつけ方と離し方がすごいの、生で体験してみてほしい。ずーっと爆笑。

⑨博多華丸・大吉
M1審査員を務めた大吉先生。「なんで翌日に劇場の出番を入れるの?」ってぼやいてた(笑)漫才なんだけど2人のおしゃべりの延長線上にあるような、かわいいおじさん。華丸さんはずっと歩き回ってて最終的に2人でくすぐりあいっこしてた。かわいい。
観に行ったライブはなるべくレポに落としたい

 こんな拙いしょうもないレポでちょっとだけでも興味が湧いたなら、ぜひ生の寄席を体感してほしいなと。新宿のルミネtheよしもとでは平日なら前売り2,500円、休日でさえ4,300円で楽しめます。面白いのは当たり前、コスパ良し、満足度高し。

②トークダンテ

 毎月ルミネで開催されている、コマンダンテのトークライブ。肩肘張らない自然なトークが繰り広げられる約75分。仕事の話、オフの話、家族の話、周りの芸人さんとの話、、どれを聞いても面白い。公式YouTubeに切り取り動画がアップされています。

先月のトークダンテのメモ

 今年の3月にトークダンテを観に行った時の1コマ。舞台衣装を新調して初めて、ということでお披露目回になりました。2人ともシュッとしているので(2回目)、まじでスーツの似合い方がえぐい。好き。

コマンダンテとM1

 さて先日、M1グランプリが開催されました。これまでにも何となく観ていたコンテンツではあったけれど、お笑いの世界を知った今年は何となくキャッチする情報も多くなった気がする。

 今年のコマンダンテは残念ながら準々決勝敗退となってしまった。コマンダンテは今年で結成14年目。M1グランプリに出場することのできる資格、それは「結成15年以内」であること。つまり、来年がコマンダンテの2人にとってのラストイヤー(今からこの事実を噛みしめてドキドキしている)。

 芸能の世界に生きる人たちを応援するときに考えるのが、外野がとやかく言うのは簡単なんだ思うとと同時にその思いは一方通行にしかならないのでは、ということ。もちろん本人たちの力になれば、と思って応援はするけれど特に賞レースに関しては結局のところ、本人たちの力とその時の運なのでは?ファンは無力でしかない。

 でも、それであっても私はコマンダンテの2人がやる漫才が好きなことには変わりはない。石井さんだってこう言っている。

M-1は敗者復活を含めて全組おもしろかった。
だけど絶望するようなことはなくて、あそこに自分たちがいるという想像は出来る。
がむしゃらに最後の1年注力していきたいと思います。
2022年12月18日 石井さんのインスタグラムより(@comandanteishii)

 むやみに頑張れって、あまり言いたくないのだけれどそれでも2人が目標とする場所に行くことができるように。

おわりに

 お笑いの世界にハマったこの1年。劇場に出向いただけでも約30公演、オンライン配信でも約30公演もあった。チケットの総購入金額は…ご想像にお任せします。

 いい歳して何やってるんだって話だけど、今の自分が元気になれるのはお笑いがあったから。新しい世界を知るのって何だかんだ楽しい。来年もゆるゆると沼にハマり続けましょう。

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