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死にたがりのさとみさん、心を豊かにする旅に出る #4

より良く生きるウェルビーイングを学び、人生と旅を豊かにする方法を考える

2023.03.25 今回の講師は2人。前野マドカさんと喜多桜子さん。「幸せ」を科学する人たち。ウェルビーイングについて学び深める人たち。お二人とも過去の経験から「幸せに生きること」について考えることを始めて、"ほんとうの自分を生きる"ということを目指している。

感想ツイート

2つめのツイートは完全に心の中の言葉が漏れ出てしまっていますね。

講義の中で印象に残ったこと

そもそもウェルビーイングとは何ぞや

 ウェルビーイング、英語で書くと"well-being"。"well"が「良い」"being"が「~の状態であり続ける」ということなのでつまりは「良い状態であり続ける」ということ。さらにいうと「自分にとって心地いい状態」とも言うことができる。

 "happy"や"happiness"とは違う幸せの形。何が違うのか、時間軸が違う。"happy"や"happiness"はその時一時的なもの、一瞬で感じるもの。"well-being"は先に書いたように「あり続ける」がポイント。短期的な状態か長期的な状態か、その時間軸の違いが大切になってくる。余談だけど、前野さんはアメリカに住んでいた時に"I'm doing research on happiness."と現地の人に伝えたら「ドラッグの研究をしているのか」と返されたらしい…怖。

幸せになるための選択は自分がする

 結局自分の人生は自分で決めるしかない。自分が今いるのも自分が選択してきたことだから。つまり、幸せになる選択も自分でできる。心がときめく方へ、ワクワクする方へ。自分の人生なんだから自分が主人公でいなくては。「自分だったらどうか」「自分はどうありたいのか」を常に頭の片隅に。「自分らしくある」のが難しい日本社会だけれど自分がしてきた選択を愛せる自分であるように。ご自愛していこう!

死ぬときに後悔のない人生を

 幸せって何だろう。一昨年、中学校時代の同級生が結婚した。彼女はもうすぐ母親になる。彼女と私ともう2人、いわゆる”いつメン”。他の2人にもお付き合いをしている方がいるようで、相手がいないのは私だけ。というかそもそもこれまでに男性の方とお付き合いしたこともない。正直、私はそれが幸せのすべてだと思っているわけでもない。結婚願望がないという風に捉えられてもいいのだけれど、それともちょっと違うというか何というか。でも世の中の幸せの基準ってどうしてもお付き合いする人がいることや結婚をして子供を持つことになっている。実際、会うたびに彼女たちからは口を揃えて言われる。「さともそろそろいい人いないの?」

 幸せって何だろう。私はいわゆるオタクと呼ばれる部類の人間である。今の生きがいは、舞台を観に行ったり、お笑いのライブで好きな芸人さんを観て笑ったり、好きなアーティストのライブに行って元気をもらったりすることである。要は推しに会うことが今の生きがい。でもこれがウェルビーイングかと言われたらそういうわけではないのだろう。講座内での定義を踏まえるとこの状態はhappyやhappinessなどの一時的な状態にすぎないから。確かにこういった楽しい時間なんてものは1週間も過ぎてしまえば忘れるもので。次の推しに会う機会をモチベーションに仕事を乗り越える日々を繰り返しているのはいかにもウェルビーイングだとは言えないだろう。

 世の中の幸せ、と言われると

いい学校にいって→
いい会社に就職して→
結婚して→
子どもをもうけて(2,3人くらいがいいのか?)→
子どもを育てて成人させて→
余生は夫婦2人で時に子や孫たちに囲まれながら→
最期の時を迎える

のが通説みたいなところはある。けれどここ数年でその形は変わっていっているわけで、「これが普通、これが当たり前」とされてきたことがそうとはいかなくなってきている。自分の人生なんて自分でしか生きることができないし、フィクションの中でしか入れ替わりができない今の世の中では他人の人生を生きることは到底無理な話だ。他人に幸せを測られるなんてたまったもんじゃない。先に書いた友人たちの話もそう。別に彼女たちのことは嫌いではない、10年以上の仲である。だけどああいったことを言われると少しばかりスン…としてしまう。リアルでは「ははは~」なんて受け流すけど心はめった刺しだ。

 他人を気にしてばかりの人生はもうやめよう。自分の人生は自分で決めていくんだ。どんなことをしている時が自分らしくいることができて幸せ=ウェルビーイングな状態なのか、意識を変えて生きてみよう。

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