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100年先で、また

『虎に翼』は、私のドラマ。

そう言う方の感想を、
多く目にした。


実際、私自身もそう感じながら
笑い泣きつつも考え、悩み、
憤りながら全話をリアタイした。


まず、伊藤沙莉という俳優さんが
以前から好きだった。
『これは経費で落ちません!』
というドラマでファンになり、
『映像研には手を出すな』という
アニメの主演声優として、また
凄く好きになった。

あの、一度聞いたら忘れない
独特のハスキーな低音ヴォイス!
それに確かな演技を乗せてくる、
稀有な役者さんだと感心した。


その伊藤さんが主演で、法廷モノ
それだけで、期待値が高かった。

ワクワクして観た第一話は、
期待以上の面白さでビックリした


テンポが良すぎる!😆

OP前の導入部から、
こ汚い新聞の記事を見詰めつつ
泣きながら焼き鳥らしき物を
頬張るヒロインに「?」となり、
廃墟のような瓦礫の中を、
スーツ姿で颯爽と進む
ヒロインにもまた「?」だ。

私の?を置き去りに場面転換し、
とても偉い人らしき松山ケンイチ
に向かって堂々と名乗りを…

あげる場面から突然、過去話に
切り替わる手法に驚いた。
(そして笑った)

表情と口調だけで明らかに伝わる
不本意な見合いの席。
嫌々来てやってる感満載の
寅子にも、そんな娘を必死で
フォローする両親にも共感する。


そう言えば、あの見合い相手の
藤森慎吾さんは、またどこかで
出るのかと思ったけど無かったね
ちょっと残念w


そんな感じで、立て板に水の
マシンガントークが寅子から
放たれる頃には、私はまんまと
このドラマ世界に嵌められた。

初回が終わる頃には、導入部の
「?」の事など忘れ去って、
明日からの展開に胸を踊らせた。


で、気付けば初回のサワリだけで
こんな長文を語ってしまう。
それほどに、私はこの『虎に翼』を愛してしまったのだ。

はじめに書いた「?」の場面の
伏線回収は、後に全てが見事に
行われて、私の体内から涙を
大量に搾り取る事になる。

あー!今思い出してもホラ!
涙が湧いて来るよ!😭

あの新聞紙の汚れも、
記事の重みも、焼き鳥の味さえ
私の中に感じられ過ぎて、
涙が止まらない。


優三さーーーん!!😭


なんて、この調子で130話を
語るのは無理すぎる。

それに、このドラマは視聴した
それぞれの方の人生や、性別や
主義、思想、その他さまざまに
寄り添い、刺さる物語であるから
私の感想などとるに足らない
一個人の戯言に過ぎない。

きっと、誰もが登場人物の誰かを
身近に感じ、応援しただろうし、
最初は憎い嫌な人物も、
ほとんどお残し無く最後は
愛しているだろう。


梅子さんの元モラハラ夫!
ヤツだけは今でも許さんが💢


『法律』という、身近であるべき
なのに、誰もが距離を感じる物。
堅苦しくて、難解で、重苦しい物

そんな私の固定観念を、この
『虎に翼』という新しいドラマが
少し変えてくれたように思う。


寅子たちのような人々が、
そう遠くない過去に実在して
その時間線の上に私は立っている

相変わらず社会は不平等で、
理不尽なレッテルや価値観の
押し付けは無くならないが、
少なくとも私は、これから誰かを
自分の価値観で測りそうになると
心の中で寅ちゃんが
「はて?」と眉を寄せ、
よねさんが「アホか!」と
どやしつけて来そうなので、
一旦止まって考える。


そして、辛くて避けがちにしてた
『戦争』という大いなる人災と
向かい合うことの大切さを知る。

あんな風にジワジワと、
気付かぬうちに人々を侵食する
戦争の恐怖と危険性を忘れない。

声高に反戦を叫ぶよりも、
優しい人々が受けた仕打ちを
決して忘れない。

お兄ちゃーーーん!😭


何がどう変えられるかは
わからなくても、まず知ること。
理不尽には怒ること。
見ぬふりをせず声を上げること。


私に大切な人生の指針を
たくさんくれた素晴らしいドラマ『虎に翼』はこれからも
常に私の中に残り続けるだろう。

あとは、あの振り付けを
踊れるようになりたいと思ってる
ヽ(*´∀`)ノ♪

もし、何か間違ってこの記事を
読んだどなたかが、『虎に翼』を
まだ未視聴なら、第一話だけでも
ご覧になって頂ければと願う。

ほんの15分だし、損はしないはず☺️

長い記事にお付き合い下さり
感謝いたします。

それでは皆様、ごきげんよう💐

(あなたは涼子様と梅子さん、
どちらのイメージでこれ、
読まれました?)


#ドラマ感想文

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