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西郷と勝の江戸城無血開城の奥

「勝海舟とお竜は、古くからの知り合いであった」

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ここ数年、幕末の秘事を追い続けて、ピースをあつめていたのだが、出雲伝承者の富氏が書いた本は腑に落ちる。

東海道鎮撫軍参謀富村雄は、西郷隆盛の親友というだけのことはある。

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勝海舟の系譜について、少しふれておこう。
お竜が、富が坂本竜馬に付けた出雲くのいちであったことは間違いないが、お竜の上司が勝海舟であったなら、富と勝の関係もまた、推察できる。

米山検校wikiより
「米山検校は、1769年(明和6年)に旗本男谷家の株を買い[6][7]、六男・信連が水戸藩士(200石)となり、九男・信陵が旗本(100石)となった。この信陵の三男が小吉であり、これも勝家の株を買って同家を継承した。その小吉の子が勝海舟である。」

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英国を背景とする西郷と、水戸を背景とする勝の 「江戸城無血開城」は、ごく少数の血縁や系譜を引き継ぐキーパーソンによって、ソフトランディングされた。

幕末秘事シリーズのピースを小出しにして行く。

富家の伝承本は、基礎知識がないと、表層しか理解できませんので、水戸を掘ることができなければ、幕末はわからない!と言っておきます。

薩摩軍の東征と、籠城する幕臣・江戸市民。
西郷と勝の憂いは、秘事を知らない下層をどう抑えるか?でもある。

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