20240803 小型二輪AT一発試験に挑む

そもそもどうして小型二輪ATを取ろうと思ったのか? というところの話。

有益な情報はなにも書いてないので一発試験の関連で検索から飛んできた人は読まなくていいぞ。

原付の免許を取ったのは高校出てすぐの頃だったと思う。車は運転しないけど身分証明書として免許取っとこうかなみたいなノリで高校の友達と免許センターに行って、特に苦労せず取得したように記憶している。
その後、普通自動車の免許を取ってからも原付にしか乗らず、逆に言えばそれで十分だった。
そうして10年以上、特に不自由も感じないまま、何の疑問も持たないまま、就職してからも50cc原付で通勤していたし、休日にはパチ屋に出掛けていた。実際、短距離の移動という点では小回り利くし渋滞にも強いし駐輪場に停められるしでこんな便利なものねーよなくらいには思っていた。でかいバイクも車もいいけど俺はこのスクーターが好きなんだよ!

そんなある日の休日、いつものように愛車でパチンコ屋へと向かっていると、対向車線の遠くにパトカーの姿を発見。無意識にアクセルを緩めて背筋を伸ばしたところ、自分の横を原付が颯爽と追い抜いて行った。
おいおいパトいるぞと見守ろうとした後ろ姿はピンクのナンバープレートだった。

恥ずかしながらその時は原付二種がどういうものかわかっておらず、わざわざ専用の免許取って乗るようなものなのか? と考えていたためろくに調べてもいなかった。

ので、調べた。

……

…………


この50ccの原付一種、原付二輪の下位互換では?

ピンクナンバーと比較して、白ナンバーは制限速度、小回り右折、2人乗りが制限されている。2人乗りはともかくとしても前ふたつは正直言ってかなり邪魔。というか、ちゃんと守っている人のほうが少ない気がする。実際、まわりが50キロ時で走っている流れの一般道を30キロ時でトロトロ走るのは結構危ないし、二段階右折も手順が「道路の左端を右ウインカーを出したまま直進する」というダサいとか以前に怖すぎる手順を踏まなくてはいけない。というか普通に危ないよ……。

そもそもの話、白ナンバーができてピンクナンバーができないことが何もない。
法的には50ccは駐輪場、125ccは駐車場に停めることになっているものの、結局は土地の所有者の裁量でその辺は決められている。実際に原付一種と二種を区別している駐輪場は見たことがない。それ以上のバイクとは分けられていることもあるけど。
維持費にしたって買ってしまえば自賠責も任意保険もカスみたいな差しかないし、燃費もそう変わらんというかリッター40~50走ればそれ以上は誤差みたいなもの。250以下なら車検もない。

こんなもの(50cc)にあえて乗る理由、マジで何もない。あれ(125cc)に乗る権利がないからという消極的な理由でしかこんなもの選ばないじゃん。

交通法規にしたって結局のところ、たまたま運良く捕まっていなかっただけで、ただ通勤するにしてもパチ屋行くにしてもしょっぴかれるチャンスは無数にある。仮に違反を検知するドローンみたいなものにしっかり監視されてたら家と職場の往復だけで20回くらいはイエローカードをもらう自信がある。プラス10キロまでならまず捕まらないという話も聞くが、まわりの流れ次第では40キロで走るのすらキツい時あるんだよな。50キロ制限の道路で流れが50キロってことはあんまりない。

なんやかんやで何かに挑戦することをずっと先送りにしてきたが、年貢の納め時というか、そろそろ何かやらないとただ老化していくだけになってしまいそうだし、せっかくの機会ということで一発試験を受けることにした。

一発試験のハードルは高いらしいが(伝聞)、原付一種は15年近く乗ってるし(慢心)、小型二輪ATなら原付一種スクーターからしたら歳の近いお兄ちゃんみたいな感じだろう(適当)。見た目がほぼ同じなら操作感もほぼ同じだろうし(憶測)……という徹頭徹尾の希望的観測、まあなんとかなるやろの精神で最寄りの警察署に受験票をもらいに行くのでした。

……この記事を書き始めて放ったらかしすぎたので、実はもう全てが終わった後なんだけれども。

以上、よろしくお願い致します。

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