6.夫との関係が辛かったこと
死産した夫婦にあるあるだと思います。
とはいえ、良い夫なんだと思います。
無痛を選ぶときも「お金のことは気にしなくていい」と言ってくれました。病院もセカンドオピニオンやらなんやらで3つ行きましたが、全部に付いてきてくれました。私が産休中の間は帰宅時間を早めてくれました。
彼なりの精一杯だった思います。
でも「男は産まれてから初めて父親になる」と言われるように、夫自身が自分の子どもを失った実感はなかったと思います。
私に面と向かって「だって辛さわからないし」とは言いませんでしたが、私だけが辛いんだろうなと伝わってきました。
夫は「子供を失う妻」が可哀想で色々してくれたんだと思います。
それも仕方ないのかもしれません。
男女の脳の違いと言われてしまえばそれまでだけど、子どもの親っていう世界で唯一の相手と辛さを共有できないと、母親は孤独なんです。
実家の家族もたくさん力になってくれました。でも同じ立場を共有できるのは唯一夫だけなんです。
あなたは何もわかってくれない!私だけが辛くて痛い思いばかりしている!って気持ちなので、夫の言った何気ない言葉がマイナスにしか捉えられなくなり、傷ついたりもしました。
そうなるともう一緒に未来は築けないと思うんですよね。「離婚」って検索したりもしました。
はたから見ると、大げさでしょ。旦那さん可哀想ってなるのかもしれない。でもそのときは無理なんです。何もかもが無理なんです。
ちなみに私は「死産 離婚」って検索した結果、今はメンタルが異常だから離婚届に判を押すのは1年は待てと書いてあったのを見て、思いとどまりました。
産休に入る予定だったので金銭面的にもそうした方がいいなと思って。そこは急に冷静。
そうこうしていると時間が経ち、良くも悪くも過去のことになっていくんですよね。起こったことを少しだけ冷静に振り返れるようになっていきます。
夫なりに頑張ってくれたことや、夫の子だから私はやっぱり産みたいんだとか思えるようになりました。
でも、私ばっかが辛かったのは事実!その分一生大事にして!!と今でも思っています。そして伝えています。そんなかんじでやっていってます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?