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(Movie)✨運命の扉

実家に帰ると暇だなあって思います。
家事も分業出来るし、お風呂を沸かせばみんな入れるし。

そんなこんなで暇なのです

ということで、映画を見ました!レビューです!面白かったので✨つきです。以下あらすじ


愛を信じながら、その本当の意味をわかっていない2人が出会うロマンティックコメディ。奇妙な出会いから始まり、運命は2人を笑いあり混乱ありの嵐の大みそかへと導いていく。

Amazonより



主人公のマーゴットは12月30日に恋人のキップからプロポーズを受けると信じていたが、呆気なく振られる。
同日、グリフォンは恋人のクレメンティーにプロポーズを試みるも、インフルエンサーのクレメンティは「インスタに載せたいから明日のパーティでプロポーズして」と勝手に延期をする。
マーゴットは姉の結婚式に同伴する相手がおらず困惑していたところ、偶然グリフォンに出会い、ふたりの運命が動き出す、みたいなストーリーです。

あと、アメリカではクリスマスに家族と過ごし大晦日に友達や恋人と過ごす風習なので日本とは反対です。そこを念頭に置いて見ないとこんがらがっちゃいます。


伏線回収の美しさ

この映画のキーワードはfateです。運命を構成するたくさんのロマンスが散りばめられています。
例えば好きな映画が一緒(ティファニーで朝食を)だったり、偶然乗り合わせた馬車に乗ってた老夫婦の好きな映画もティファニーで朝食を……偶然の巡り合わせを運命と言い換えるのはラブコメの鉄板ですね。

友人が「恋愛をしたいモードに入らないと恋は始まらない」と言っていたのが印象的で、モードに入っていていたらこの偶然を運命と認識出来るんだなあと思います。

本ストーリーでは伏線が多く、とても綺麗に回収されます。
アニメとかだと「どうせこうなるんだろ……」と思うこともあるんですが、この話はヒントがたくさんあるので「そっちかー!」と楽しむことができました。
サクサクストーリーが進むのでとても見やすいのもよい。変に回想とかない。ほんとに回想がない。


不幸癖と不幸自慢

たまに不幸であることに満足している人いますよね。
自称雨女とか雨男に近い、私はいつも不幸だと考えている人たち。

そういう人達って、自分から不幸になりにいってるところがあって、不幸である自分に満足しているんだと思います。
社会心理学的にも予言の自己成就という考え方があって、悪い予感は的中するというものです。
例えばテストで30点ぐらいしか取れないだろうと思っている人は、どうせ頑張ったって30点しか取れないしということで本当に30点しか取れない努力をするというものです。
結局は30点取れないんですけど。

本作でも主人公は不幸癖がついているように感じました。
不幸な時はもちろん、人生あるんです。あとで笑い話にしましょう。3年後にゲラゲラ笑えればいいと思います。
でも、少しでも不幸じゃない選択肢は自分で取ろうとする努力は必要だと思います。
じゃないと不幸の坩堝にはまっていくだけです。

自分自身仕事に関してはもう3回職場を変えているので
どんどん魅力的な場所にたどり着いていっているなという自負があります。
基本的に選択を迫られた時には大変な方を選ぶんですよね、その方が絶対満足するから。
転職活動も大変でしたし、新しい職場に慣れるのも大変なんですが、自分が満足する到達点にいくためには、言い替えると幸せになるためには頑張んなきゃいけないんですよね。
頑張って幸せになるっていうのが大事だと思います。というか、頑張らなくて得たものってあんまり大事じゃないというか。

本作の話に戻ると、主人公のちょっとした選択も応援したくなりますね。不幸のヒューリスティックから逃れていくシーンは微笑ましいです。
あと、役者さんみんな上手い気がしました。ムカつく奴が出てくるんですが、めっちゃむかつくもん。
総じて満足度の高い映画でした。




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