見出し画像

(Movie)ザッハトルテ

コロナウイルス陽性になってしまいました……
今月はとても仕事に追われていて、疲れているなと思ったところにやられてしまったなぁという思いがあります。
だいぶ元気が出てきたので、映画を1本見ました。ザッハトルテという映画です。



舞台はウイーンのザッハー。大学時代に卒業旅行で行った思い出があります。
雪まみれのウィーンは感動的な美しさがありました。そんな場所での恋のお話。

カールはウィーンから来た美女ニニと出会い、運命の相手だと確信する。しかし不運にも彼女の電話番号が分からなくなり、唯一の手がかりは彼女が毎年カフェ・ザッハーで3時に誕生祝をすることだけ。ニニに夢中なカールはベルリンからウィーンへ引っ越し、毎日カフェ・ザッハーで彼女を待つ。ウィーンでできた友人の中には情熱的なケーキ店店主のミリアムがいて、彼女と共に、カールは真実の愛を探しながらウィーンを探索する。

Amazonより

カール恋愛下手くそすぎ問題

主人公はカールという青年で、ドイツで出会った女性に一目惚れをします。
しかしながら、全然その女性の情報を聞こうとしないんですよね。誕生日に、ザッハーでお祝いをするという情報を聞いた後に「誕生日いつなの?」とか聞かない。
好きな人の名前も覚えられないですからね。不器用すぎんだろ。

だからこそ、彼女と連絡が取れなくなった上で、ザッハーに通い詰めるというストーカーじみた行動に移るのですが
その愚直さが恋愛なのかなとも思います。
一方、恋愛も経験則が必要なのかなーとか思いますね。相手のことを知ろうとする気持ちをきちんと態度で示すというか、相手のことをきちんと理解することができた上で、恋愛が発展していくというか。

ストーリーの合理性が全くないというか、カールバカじゃん💢💢みたいになるのですが
彼の非合理性というか、ある種、それをロマンチックという言葉で言い換えられるのかもしれませんが
その感情が人を動かしていくのはなかなか面白いなと思いました。


ザッハーに通い続ける老婆

生きていると年上の人から色々教わることが多い、と思います。
本作でもカール同様、ザッハーに通い続ける老婆がいます。
歴史的なカフェに通い詰めるというだけで、高い品性の持ち主だなという印象があるのですが、まぁお金持ちで
本物語のキーパーソンともなります。
その老婆のセリフがいちいち心に刺さるというか。


歳を取ると思い出に浸りたくなるものよ

はとってもいいなと思いました。やっぱり年齢を重ねるだけ、素敵な言葉で表現してくれるというか。
自分も20歳の時より30歳の方が絶対に良い言葉を選べているし
40歳の方がさらに魅力的でありたいと思いますね。

最終的には、そっちかあ〜という超王道展開です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?