(Movie)人生ブラボー!
友達が面白いよと勧めてくれた作品。善は急げと見てみました。
フランス語から始まったので、フランスの作品かと思ったら、カナダの作品なんですね。
英語とフランス語が入り混じっていて困惑しました。
以下、あらすじ。
問われる本物の家族
検討使の岸田首相が本日、同性婚に対して家族のあり方を根幹から揺るがすということで検討なさいましたね。
https://www.sankei.com/article/20230126-FHWSMVX5TBOE5PNESR3EUSNC3E/
家族ってこういう形じゃなきゃいけないっていうのがなんとなくおじさまおばさまにはあるような気がします。
伝統的家父長制度というか。大黒柱の父がいて、専業主婦の母がいてみたいな。
まぁ、今は夫婦共働きじゃないと生きていけないような気がしますが……
でも、現在は様々な家族の形があります。
シングルマザーシングルファザー、養子(英語でいうとadaptation)などなど。
どれもが家族の形です。
だから学校でもご両親とか親御さんとかっていうワードはあまり使わないようにしています。ステレオタイプにはまってしまっていますからね。
本作でも主人公ダビットにより精子提供された子供達が本当の父親を探し求めるストーリーです。
血が繋がっていれば、家族だよなって見てて思いました。暮らした場所は違えど、本人達が家族だと思えば家族です。
どちらも拒否をすれば、別に家族ではないと思いますが。
ダビットは子供達のリストから、自身の子供にそれとなく近づき、小さなヘルプをしていきます。
この行為も是と出るか、非と出るか、視聴者によって別れそうだなって思いました。何をリスク犯してんねん。バラしたくないんだろ。
でもただでさえ困ってる人は助けてあげたいなって思うのに、それが血の繋がった家族であったら当然の行動だなって自分は感じました。
大人になればなるほど、人との繋がりの大切さを知っていくように思います。
俺も血は繋がっていませんが、生徒たちにとってのヘルプおじさんになれていたら幸いです。
精子提供はイメージが悪い?
本作で腑に落ちなかったのは、とにかく精子提供に対する周りの視線です。
確かに三桁を超えると、回数としては多いなと思いましたが、別に悪口を言われるほどのことをしているのかというのは甚だ疑問でした。
だって精子を提供する人がいて、ほしい人がいて、それで問題ないじゃないですか。自分の子供同士が恋愛に発展しちゃう可能性があるからなのかな。
ここら辺は国ごとのイメージなんでしょうか……何100回も精子提供するのは変態だと述べている人がいましたが、そんなこと思ったことないので共感しづらい部分はありました。
むしろ社会貢献してくれてありがとうって気持ちになりますけどね。
気になっていろいろ調べてみました。
1978年に始まったということは40年近くの歴史があるんですね。凄いな医療。
でも技術が広まれど、認知だとか偏見だとかはまだまだ課題が多いことかと思います。
仕組みがあれども普及しない、5月のマスク外すか問題に近しいですね。
そういう人間の認知構造を理解するためにも人文学的な学びは必要だと思います。社会は理系学習を推奨してますがね。
楽しくなる映画でした!
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