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煙草をやめられる人とやめられない人の違い

病院で働いていたころ、「煙草をやめられる人はいない」と思っていた。
入院してくる人はみんな、酸素吸入していても煙草を吸おうと努力していたからだ。
(努力とは、いかに看護師に隠れて煙草を吸うかということ)
(※酸素吸入中の煙草は大変危険なので絶対にやらないでください)
入院中は何とか我慢できても家に帰ると再び煙草を吸い、入院を繰り返す人も多くいた。

また、父もヘビースモーカーであり、お酒はやめても煙草はやめなかった。

そんな環境に置かれていた私は、煙草をやめられる人などいないと、むしろそれが当然かのように考えていた。
だから、彼(今の夫)に出会い、煙草を吸うとわかったときも「やめてほしい」なんて一言も言わなかった。

しかし彼は煙草を吸うのをやめた。
5年ほど吸い続けていた煙草を、あっさりと。
仕事上の付き合いもあるのに。

理由は「お金がもったいないから」。
本当にそれだけのためにやめられるだろうか。
今までやめられない人を多く見てきたからこそ、最初は信じられなかった。
しかし、彼は本当に吸っていない。
価値観が大きく変わった瞬間だった。

では、煙草をやめられる人とやめられない人の違いは何だろう。
意志の強さではないと思う。
だって夫は、煙草はすぐにやめられたのに、断酒は何度挑戦しても5日以上続かないから。
ちらっと調べてみたが、吸っている年数も関係なさそうだった。

私は専門家ではないので断言できないが、煙草をやめられる人は煙草以外にストレスのはけ口がしっかりあるのではないかと考える。
ストレス発散で煙草を吸っている人は非常に多い。
病院で働いていたころ、患者さんにも多かったが、看護師にも煙草を吸っている人が複数いた。
みんな、イライラしながら煙草を吸いに行っていた記憶がある。

今、煙草をやめたいと思っている人は、煙草以外のストレス発散方法を探してみてはどうか。


余談
私自身は煙草を吸っているキャラが好きだったりする。
ワンピースのサンジしかり、ルパン三世の次元しかり、デュラララの静雄しかり、最遊記の沙悟浄しかり……。
ワイルドかつ細身な男に弱い私である。


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