勇気を探す

昨日唐突に自分の強みが出てこない理由に思い当たった。

たぶん、プライドだと思う。
非常にちっぽけで、でも大きな足枷となる部類の。

至る所でおのれの強みを知れとよく聞くので、その度にDaigoさんの動画を参考にテストをしてみたり、リベラルアーツ大学の価値観マップを作ってみたり、あれこれしてみたがどうにもこれが強みであると言い切れない。価値観マップは一通り埋めたし、テストはちゃんと最後までやったのだ。それでも、これが強みだと胸を張れなかった。それが、唐突にぴんときた。

わたしは西野亮廣エンタメ研究所に所属していて、昨日は待望のㇷ゚ぺルの予告編の公開と、強めの言葉が載った記事だった。発信者が称するところの「黒西野」の記事である。そして、わたしは記事を読んで、情けないことに結構しょんぼりした。(#記事の批判では全くない。そもそもわたしはその土台にすら乗っていないでしょと自分でも思う)

情けなくなって、恥ずかしくなって、「本を作ってみたい」と呟いたツイートを消したくなった。
消したくなって、ああ、そうか、これか、と思った。

いやいやあなたのツイートなんて誰も見てませんよ、気にしてませんよというど正論はわかるが、それがわかっていても(事実ツイートした時は誰も見てないだろうし好き勝手しゃべってしまえと思っていた)恥ずかしくなって消したくなったし、恥ずかしくなる自分は情けなくてしんどくて胃が痛かった。

これが強みだと言い切った後に自分よりもそれが得意な人が現れた場合、恥ずかしくなって取り消したくなる。だから、これが強みですと、言い切りたくない。これが強みだと思うものを持つということは、それが強みであるように行動する責任を持つことでもあって、わたしはその自信がなかったのだな、と思った。強みが見つからない方が都合がよい自分が何をやったところで、胸を張って宣言できる強みなど、見つけられるはずもない。

わたしが強みを見つけるために必要なのは、手法ではなく、ちっぽけなプライドを乗り越える勇気なのだと、そう思う。勇気を持て、わたし。

(#これは、わたしの備忘録)

https://salon.jp/nishino


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