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プロデューサーが担当アイドルに救われた話。

【前置き】

この記事は、私が現在働いている会社を休職し、休んでいる中で考えたことや感じたことを取り留めもなく書いています(なので長い)。前提として「アイドルマスター」シリーズ(バンダイナムコエンターテインメントから発売されているアイドル育成シュミレーションゲーム)が度々登場し、特に詳しい説明などは行いませんのでご了承ください。


私が休職してから、実に2ヵ月が経過した。今になって休職した当時のことを振り返ると私は一言に尽きるのである。

「担当がいなければ死んでいた」と。

(私のプロデューサー活動を端的に申し上げればメインで活動しているコンテンツはsideMで、中でもBeit 渡辺みのり、Café Parade 東雲荘一郎の担当である。彼らの魅力についてはまた別の記事で詳しく記載する。)

休職直前、私は心身ともに限界寸前だった。十分な睡眠も食事もとれず、何のために生きているのか、というより「もう死んでしまったほうが楽だ」と思っていた。そんな中、私が毎日楽しみにしていたのがTwitterとアイドルマスターsideMだ。sideMにハマってから繋がったフォロワーさん(勿論以前から繋がっていたフォロワーさんも含め)との何気ない会話や、イラストや愚痴や…そんな何でもないことが私の大きな心の支えになっていた。とにかく、職場以外に居場所があるということ、好きなことを好きといえる環境に救われた。

そしてなによりアイドルマスターというコンテンツである。

先述の通り、休職直前は冗談抜きで死んでしまいたいと思っていた。現状が辛くて、でも甘えだとかお前のメンタルが弱いからだとか、仕事が遅いからだと言われてしまえばそれまでだが。死んでしまえば明日仕事に行かなくてもいいと本気で考えていた。そんな私を引き留めたのはこのコンテンツだった。

当時(休職する直前くらい)、プロミのLIVE Blu-rayが発売されたばかりだったし、4thのLIVE Blu-ray発売も発表されていた。単純なオタクなのでそれは見たい…担当が歌って踊るところをもう一度見たい…。また5thアニバーサリー企画として新曲など様々なプロジェクトが始動していた。そんなの…見たいし体験したいじゃん…と。我ながら単細胞というか、単純というか…。でもそんな単純な気持ちが私を死から救ってくれたのは間違いない。私は担当の色んな姿や感情の動き、他のアイドルとの絡みがまだまだ見ていたい。そんな気持ちが今日まで私が生きている理由だと思う。

最後に、私が何度も何度も聞いた曲で勇気をもらった歌詞がある。担当の渡辺みのりソロ曲「Cherish BOUQUET」で「こんな風でいたいなって願う自分でいたい」という一節だ。せっかく生きているんだし、こんな風な自分っていいよなぁっていう憧れを追い続けられたらとても素敵だと思った。そしてこのアイドルを見つけて、出会えて、担当としてプロデュースできる自分を自分で殺していいんだろうかと思った。

人は自分のために生きるのはとても難しい。嫌なこともたくさんあるし、逃げることすらできなくなることがある。だから担当のおかげとか担当のためという大義名分でなんとなくこれからも生きていこうと思う。