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なんでもない日常がとびきりマガジン

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なんでもない日常が、実は、とんでもなくとびきりだとわかった今日。 あなたの今日の「とびっきり」を教えてください♪ もしくは素敵な記事に出逢ったら、その記事をこちらのマガジンに追加…
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2021年7月の記事一覧

タヌキ電車

今夜は、もう、4夜目で、関西のおばちゃんのお話をするつもりはなかったのだが、番外編で、関西のおばあちゃんのお話を、ひとつして、関西のおばちゃんの話を、締めたいと思う。 今夜も実話だが、記憶が少し曖昧なところもある。だが、一字一句とは言わないが、ほぼ、会話については、当時をある程度以上、正確に、再現したつもりである。私は、つまらないことは、本当に、よく、覚えている。でも、それが、100%ではないことは、まあ、お許し願いたい。 長女は、幼稚園に入るか、入らないかのとき、この、

踏切

関西のおばちゃんの話、今日は、第3夜、最終夜、である。 今夜も実話だが、記憶が少し曖昧なところも、ある。だが、一字一句とは言わないが、ほぼ、会話については、当時をある程度以上、正確に、再現したつもりである。私は、つまらないことは、本当に、よく、覚えている。でも、それが、100%ではないことは、まあ、お許し願いたい。 高校生の頃の、ある雨の日だった。電車が来ようとしていた。遮断機は、斜交いに、互い違いに、降りる。そして、もう、閉まろうとしていた。 当時、私は、その駅のすぐ

バス賃

関西のおばちゃんの話、今日は、第2夜である。 小学校の、まだ、低学年の時のことだ。この記憶も、定かでは無いところが多い。だが、私の記憶は、つまらない、どうでも良いことは、よく、覚えている。登場人物の言葉については、ほぼ当時のままだが、100%では無いところは、どうか、お許しいただきたい。 あれは、私が小学校何年生のときのことだっただろうか。私の自宅は、山の中腹の、バスの、始点、終点だった。そこから、街中に出掛けるために、バスに乗った。 母が、バス停まで一緒に来て、見送っ

ベルト

関西のおばちゃんのお話を、今夜と、明日と、明後日の3話、3部作で、書くことにしよう。 関西のおばちゃんとはいっても、神戸の下町の、おばちゃんである。関西の中でも、まだ、強烈まではいかない、マイルドなほうだということは、あらかじめ、頭の中のどこかに、入れておいて頂きたい。 関西のおばちゃんという表現は、関西の、妙齢の女性全般に対する呼称ではない。一部の、私が、これは、関西のおばちゃんであると、認める、以下の条件を備える、50代後半以上のお歳の、女性に対する特別な呼称である。