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オフショア開発 ~発注者の視点~ 日本のIT企業株式会社ルクレ取締役、高野久氏にインタヴューしました!

みなさん、こんにちは!
ドミトリーです。
今日は弊社CHI Softwareの日本の大切なお客様をご紹介致します。
株式会社ルクレ取締役の高野久です。
去年、高野さんとCHIの協力で顔認証システムの開発を成功させることができました!

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ドミトリー:こんにちは!

高野さん:こんにちは!

ドミトリー:ソフトウェア開発をアウトソーシングするというアイデアは、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか。

高野さん:Information Technologyの世界は日々進化しております。その全てを自社で追いかけ続けることはとても大きな体力が必要でもあり、
弊社のような組織では年々難しくなってきております。
であれば外部の専門家のお力をお借りして、新しいものを一緒に築き上げていくことが、一番の近道かつ私達の経験にもなると判断しました。

ドミトリー:ソフトウェア開発の依頼先はどのような方法で選ばれたのでしょうか。

高野さん:たくさんの開発会社さんの御話をお伺いし、実績や経験等ソフトウェア開発の技術力はもちろんですが、
弊社のメンバーと相性が合うか?等のコミュニケーションの相性も重要視して最初のお取引を始めさせて頂いております。

ドミトリー:弊社を選んで下さるに至った経緯について、お話頂けますでしょうか。

高野さん:まず、オフショアの拡大を検討した際に、今まで私たちとしての実績のある東南アジアではなく、シリコンバレーや欧州の仕事の経験が多々ある地域、かつユニコーン企業をたくさん排出している地域を選定するところから始めました。
その結果として、ウクライナという国にとても興味を持ち、実際にウクライナのキエフでお会いした数ある企業の中で、もっともフットワークが軽く、最新の技術力を提案して頂いたのがCHIさんでした。
最初のご依頼はどうしても慎重にならざるを得ないのが実情ですが、初対面でのCHIさんの皆様の素晴らしいい人柄も決めてのひとつです。
ほぼ即決に近い形で一緒にお仕事を進めたいと思いました。

ドミトリー:御社㈱ルクレ様と弊社CHI Softwareとのコラボレーションについて、どのように評価していらっしゃいますか。

高野さん:最初の頃はウクライナ語、英語、日本語が飛び交うコミュケーションにとても不安に感じた時も正直ありました。
が、通訳の方の鋭意工夫と、チームメンバーが慣れてきたことで、とても円滑なコラボレーションが出来ております。
弊社側としてはコラボするプロジェクトの数も今後は増やしていくことも検討しております。

ドミトリー:弊社とのパートナーシップによって、御社のご要望はどれぐらい実現されていますでしょうか。
弊社からは、顔認証の他社サービスの分析評価の他に、様々なソリューションや方法論選択のご提案、そしてカスタム開発などをご提供して参りました。それらは一定の結果をもたらしているものと自負しております。

高野さん:まだ完成には至ってはおりませんが、現時点では弊社の要望以上の結果を頂いていると評価しております。
今後も素晴らしい成果をご提供いただけるものと確信しています。

ドミトリー:御社の現行のビジネスモデルに弊社の顔認証システムが導入される暁には、㈱ルクレ様の製品のブランド力はどのように変化していくでしょうか。高野さんのお考えを教えて頂けますでしょうか。

高野さん:弊社の目指す顔認識は日本の学校写真に特化したものです。GAFA等大企業が提供するような顔認識ソリューションにはブラックボックスも多く、汎用的に作られているために弊社のようなビジネスにおいては、とても使い勝手が悪いのが事実です。CHIさんのおかげで、日本のファミリーを幸せにする「日本一の学校写真の顔認識」が実現でき、この分野でのリーディングカンパニーを宣言できる日が必ずやってくると信じております。
弊社は写真(画像)と映像を基軸にインターネットで人と人を繋げるのがミッションです。この分野でもさらに前進できることと楽しみにしています。

ドミトリー:御社のストラテジーについてお聞きしたく存じます。今後御社のサービスをどのように発展させていきたいとお考えでしょうか。3~5年後の御社のサービスをどのように展望されていますでしょうか。

高野さん:写真(画像)と映像を基軸にしていることはお伝えしましたが、この分野でのサービスを拡充していくことがとりあえずの目標です。
建設テック(建設ICT)、学校写真、シニアが写真を活用して交流できる場の構築等この辺りのラインアップを磨き、そして増やしていくことで結果が付いてくると信じています。そろそろ日の当たるステージに立ちたいですね(笑)

ドミトリー: 2021年、高野さんのビジネスアイデアを実現させるために、どのような計画をされていますか。

高野さん:建設テック(建設ICT)の分野に自動化を持ち込みたいです。近代都市を築いてきた建設作業員の皆様に敬意を表しつつ、その皆様がモノづくりに専念できる環境をご提供するためにも、彼らの専業ではない部分に注目していきます。その第一歩として日本ならではの風習ではありますが、工事黒板AIはその第一歩です。

ドミトリー:IT分野のオフショア開発をためらわれている日本企業様はまだ多いと思います。高野さんはそのような皆様にどのようなアドバイスをされますでしょうか。

高野さん:食わず嫌いをやめることからが第一歩かと思います。
勿論、言語も分化も異なり時差もあります。が、それを気にしていても何も生まれません。日本国内同士の企業でも相性の良し悪しは当然あります。
まずは挑戦してみることが大切です。ドメスティックで物事を考えすぎては損しか発生しません。日本はInformation Technologyの分野で世界基準からの遅れが発生していると認識しています。それは私たち日本人の大多数が世界に挑戦しないからだと思います。

ドミトリー:高野さんはとても多彩な方であると思っています。可能な範囲で、ご自身のことについて語って頂けませんでしょうか。どのような経緯で現在のお仕事に至ったのでしょうか。

高野さん:恥ずかしいですね(笑)
若いころは日本中に400程のお店を構えていた飲食店の運営企業で様々なことに挑戦させて頂いておりました。その後は、元々数学に興味があったことと、これからの時代はInformation Technologyが世界を変えると信じて、10数年前にこの世界に飛び込みました。可能性は無限であることを改めて実感し、好き勝手に生きてきた結果が今の私です(笑)

ドミトリー:ご自身をひと言で表現するとすると、どのような言葉を選ばれますか。

高野さん:好奇心旺盛の鉄砲玉
ドミトリー:ご自身のモチベーションの源泉を3つ挙げて頂けますでしょうか。

高野さん:挑戦、後悔しない、知りたがり

ドミトリー:今日は本当にありがとうございました。

高野さん:こちらこそ、よろしくお願い致します。

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