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推しイベに遠征するオタクの一日

2023年6月25日、わたしが推している声優さんの出演するイベントがあった。TVアニメ「Buddy Daddies」のBlu-ray&DVDの購入者限定イベントだ。その名前の通り、Blu-ray&DVDの購入者しか参加できないイベントで、昨今には珍しく、チケット優先販売ではなく、申し込んで抽選に当たれば参加できる完全無料のイベントだった。優しい。しかも抽選に外れたとしても、オンライン配信でイベントを見ることができるという。とっても優しい。(この時点で最初にBlu-rayを買っていることは頭から消えている。めでたい)

さて、こちらのイベントに4月頃に申込み、5月下旬には当選メールが届いた。メールには第2部に当選したとある。申込む時点で第2部があるとは知らなかったので(案内用紙をよく見たら「配信は第1部のみ」と記載があった)、贅沢にも両部参加したかったという考えが脳裏をよぎる。現地参加できるだけでありがたいのに、人間の欲望って尽きない。

日帰り決定

ところでわたしは大阪在住だ。イベントがおこなわれるのは東京。遠征決定だ。しかしイベント開催は日曜日、しかも夕方だった。そのあたりは仕事の関係で翌日の月曜日に有給をとるのは難しかった。日帰りか…テンションの下がるオタク。

何度か遠征するうちに気づいたが、日帰りや前乗りよりも「当日移動→推しイベ→酒→寝る→翌日ゆったり」という流れが好きだ。やっぱり推しイベは一番良い位置にもっていきたい。推しイベのあとにいそいそと帰阪するのって味気ない。推しを思い返してゆっくりお酒を飲みたいんだ…

文句を言ってても仕方ない。さっそく移動手段の検討だ。飛行機にするか、新幹線にするか。今回はイベント終わりの時間が分からないので、サラッと新幹線に決めた。席にこだわらなければ、いつでも予約できてすぐ乗れる。便利な世の中。

ちなみに、夜行バスは20代のときに諦めた。体力があれば30代の今も乗っていたかもしれないけど、今じゃ新幹線移動の2時間半にもグダグダ言うくらいだ。夜行バスに乗ることはもうきっとないんだろう。

前日の夜には、一昨年くらいからハマっているBTS SUGAさんのソウルコンのオンライン配信があった。母もBTSが好きなので、実家に帰っていっしょにライブを楽しんだ。その日はそのまま実家に泊まらせてもらった。

そういうこともあって、当日乗る直前まで行きの新幹線を予約しないという暴挙に出た。だって早い時間の新幹線を予約して万が一寝過ごしたら困るじゃないですか…もごもご言い訳をしながら、新大阪へ向かう。結局駅に着いたのは13:00を過ぎていた。日帰りで大阪から東京に向かうくせに午前発に乗らないとはどういうことだと思いながらも、お昼ごはんを買って新幹線に乗り込んだ。

ごはんを食べて安心したら眠くなって、2時間半もどうやって時間をつぶそうと思っていたのに、結局1時間半くらい寝た。飛行機だともう着いてるのになと比べてしまうけど、前後の移動時間や待ち時間が長いから最終的にはトントンになる気がする。日曜日の飛行機は混んでいることが多いし、遅延することを考えたら、よっぽどのことがない限り新幹線の方が推しイベに参加するには安全かもしれない。

そうこうしているうちに東京駅に着いた。とりあえず最寄り駅まで行って、カフェにでも入ろうと電車に乗った。最寄り駅は市ヶ谷だ。第1部はもうそろそろ終わっている頃かなと思いながら電車に揺られ、次は市ヶ谷というところで突然電車が止まった。あとから分かったことだけど、例の刃物騒ぎの影響で、一時運転見合わせとなっていたらしい。そのときは理由も分からず、あと少しのところで止まるものだから少し焦った。

電車は2~3分くらい止まっていたけど、そのうちゆっくりと動き出した。無事に市ヶ谷に着いて、カフェに入る。イベントの集合時間まで1時間くらいだった。ここに来て、小さい会場でのイベントは久しぶりだったこともあって、だんだん緊張してきた。新幹線の予約もしてなかったくせに。

いざ会場へ

どきどきしながら過ごし、集合時間の15分前にカフェを出た。できるオタクだ…と自画自賛しながら会場へ向かっていたが、しばらくして道を間違えているのでは…?と我に返った。思った建物が全然出てこない。イベントに参加しそうな人もいない。行ったことのない会場だったけど、駅から近いし、道も複雑じゃなかったので完全に侮っていた。

慌てて駅まで戻って、改めて道を確認する。方向が90度違った。ひどい。「何でこんな勘違いしたんだろう?!」って思ったけど、完全に自業自得である。事前の確認大事。せっかく汗もかかず余裕で歩いていたのに、急激に焦ったものだからめちゃくちゃ発汗した。ほんとにひどい。

そんなこんなで全然無事ではないけど、ちゃんと会場に到着した。それでも集合時間5分前。大丈夫大丈夫。当選メールと身分証の確認を終え、会場内へ。イベント会場というよりは、少し広い会議室って感じの部屋にイスがずらっと並べられている。1列に12脚くらい。140人くらい入ったのかな?わたしの整理番号はうしろの方だったけど、それでも舞台は近くてますます緊張した。

17:30から始まったイベントは、18:30には終わった。ちょうど1時間くらいだったけど、推しが楽しそうな姿を見られてすごく満たされた。推しの笑顔は健康に良い。

しかし家に着くまでがイベントである。会場を出て元の道を戻り、市ヶ谷駅へ。ここでやっと、改札前の床に詰碁が描かれているのに気づいた。市ヶ谷って日本棋院があるところだったのね!気づくの遅かったね!と思いながら東京駅へ向かった。

デパ地下でお寿司を買ってから、新幹線に乗り、帰路についた。ここからまた2時間半、何をしようかなあと思っていたけど、寿司を食べながらイベントの覚え書きをしているうちに、21:30過ぎには新大阪に着いていた。ところが、最後の最後に電車の乗り継ぎがよくなくって、結局家に着いたのは23:00頃。今日の移動時間を積み重ねると、現地にいた時間より全然多い。明日は仕事だ。

日帰りはたいへんだけど、やっぱり遠征は良い

行くまでは、日帰りで東京は遠いなあとか、最近だとオンライン配信もあることも多いし、現地に行かなくても良いのでは…?って考えが脳裏をよぎることもある。でも、当たり前だけど行けば楽しい。今回は特に、配信がないからこそのご機嫌な推しを見られた気がするので参加できてほんとうによかった。

そして、ここまで触れていなかったけど、わたしの推しは内山昂輝さんです。

最後に

肝心のイベントの内容についてはこちら。最初は1本にまとめてたんだけど、気づいたら長くなってたので分けてみた。推しのかわいいところを箇条書きにして満足しているオタクの様子が見られます。




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