近況報告という名の暇つぶし

コルクボードが欲しい

コルクボードが欲しい。
それも飛び切りにでかいのを。

作業机に向かいながらこの文章を書いている私の視界の端には数か月前にコルクボードに描いた絵が並んでいる。
そして右側を向けば、荷物で下半分が見えない作品が見える。大きすぎるが故に壁に掛けるスペースがなく、仕方がなく壁に立てかけているそれの両面には魚と天使の絵が描かれている。

この壁に立てかけるしかないでかいのが新しいコルクボードが買えない理由だ。既存の絵ですら置き場所にも困っているのに、どうして新しい絵を描けるだろうか。

この間の文化祭の準備で久しぶりに使われた硝子ペンを机に転がしながら、黒色で満ちているボトルインクを眺める。
MD用紙があるのだからそれを使えと思いはしても、どうにも気が乗らない。カンバスの大きさは問題ではないと思っていても、コルクボードの描き心地を思うとどうにもだめだ。

ざらりとして自由の利かない表面にインクが馴染んだ時の色がどうにも好きで、茶色の板に描かれた線は焼き入れられたようでそれ自体が一つのデザインのように見える。

大きいコルクボードに絵を描きたいな。

ボイスロイドを使った

暇だなーって思ってボイスロイドを起動した。

インストールされているのは琴葉姉妹、もう一つのパソコンではCevioのIAも使える。バージョンは2で、約一年ぶりの起動だった。

なぜか以前に設定したプリセットが消えており、一から作り直す羽目になった。参考にしていた動画を掘り出して、好きな人の調声を聴きながら少しずつパラメータを弄る。
個人的には悲しみを高めに設定した声が好きで、声の高さも低めにする。久しぶりに使ってみると適当に調声をしているだけで楽しかった。

二時間近く調声して読ませたのは自作の小説だった。
新歓の時期に出した桜に関する詩もどきの小説。所々イントネーションや抑揚を変えて、一時間ほどでそこそこ納得のいく朗読音声が出来上がる。

自分の好きな声が自分の創作した文章を読み上げる。
それがとても面白かった。

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