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マスクのエビデンス / WHO(世界保健機関)

WHOが2019年に発行した「Non-pharmaceutical public health measures for mitigating the risk and impact of epidemic and pandemic influenza / インフルエンザの流行とパンデミックのリスクと影響を軽減するための薬によらない公衆衛生対策」よりマスクに関する部分を抜粋。

Personal protective measures > Face masks

マスクのエビデンスに対しての総合的な結果

1. 10件のRCTのメタ解析でマスクにインフルエンザの伝染を減らす効果があるというエビデンスはなかった。

訳文 - OVERALL RESULT OF EVIDENCE ON FACE MASKS

エビデンスの質
マスクにインフルエンザの伝染に対しての実質的な効果はないというエビデンスの質は概ね中程度である。

訳文 - Quality of evidence

添付資料からの抜粋。

Annex: Report of systematic literature reviews

マスクの効果を検討するためにWHOが参考にした10件の調査研究の一覧です。
「OUTCOME & FINDING / 調査結果」を見ると、全てが以下のいずれかになっています。
No significant reduction  :(インフルエンザ様疾患の)有意な減少なし
No significant difference : 有意差なし
results were not statistically significant : 結果は統計的に有意でない

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