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旅暮らしの心構え|私はこの世のバグでしかない【#18】

キャンパーで年がら年中旅をさせてもらっています。

いつも思いますが、本当に日本はすごいところです。基本的にどこも旅人に親切で、道の駅も清潔に整備されています。

最近は都市を離れてもコワーキングスペースがあり、旅をしながら仕事をする人にとても優しいです。

山へ行けば天然温泉がそこら中に湧き出ています。街で遭遇する昔ながらの銭湯もまたいいです。この文化は残って欲しいなと思いながら、ケロリンの黄色い桶を手に取ります。

キャンパーのような寝床さえ確保していれば、その他は公共のもので快適に生きていけます。

(余談ですがケロリンというお薬、飲んだことある方いますか?私は銭湯以外で見たことがありません)

キャンパーで旅をしているというと、かなりの確実ですごいですねと言っていただきますが、これはとんでもない誤解です。こんなのはその気になれば、どなたでもできるようなことです。

私がいつも念頭のおいているのは、この旅暮らしは、定住してその土地で事業を営む人や働く人、環境を維持する人がいるからこそ成り立っているということです。

もちろん私のために働いているのではなく、それぞれの思いや事情があってのことですが、それを踏まえても、こちらとしては謙虚に振る舞うのが正しいなといつも感じます。

私は時代が生んだバグ的な存在だと思います。人類定住以降の仕事のほとんどは地域に根づいたものでしたが、今はオンラインという繋がりだけで働けるようになりました。旅百パーセントの日々を送る私は、いろいろなことが変化して噛み合ったり噛み合わなかったりした末に、ごく最近になって発生したバグのひとりでしかありません。

最後に、肝心の旅暮らしの心構えをお伝えさせてください。これは同じく旅百パーセントで生きる息子にも口酸っぱく共有しています。

  • いつも気持ちの良い挨拶をする

  • 来たときよりも美しくして去る

  • お邪魔します、と思いながら訪れる(自分がよそ者であると自覚する)


蒜山高原が気に入りすぎて、入り浸りました。ひとつの街に4日もいることはとてもめずらしいのです。

こちらのコワーキングスペースに大変お世話になりました。隈研吾さんデザイン(=洗練度100%)です。近頃の先進的な地域では、安藤忠雄さんか隈研吾さんしか採用されないのではないかと思うくらい、このおふたりの建造物をよく見かけます。

蒜山高原は、妙にバケーション感が溢れる、素晴らしいところでした。月明かりで飲むワインは大変な美味しさ。
(高原内にぶどう畑とワイナリーがあります)


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@Hiruzen,Okayama

ここまでご覧頂き、ありがとうございます。 各地で得た経験を読者の方に還元できるよう、精進します😊