冷蔵庫がうるさい

こんにちはなのだ。

ニシャイさんの巣では20年近く前の冷蔵庫を使ってるのだ。大型といえば大型なのだ。当時としてはまあまあ高額なモデルだったみたいなのだが、この前同じ型のやつがジモティーで3000円で取引されてるの見てめまいがしそうだったのだ。

その冷蔵庫は買って1.2年でドアが外れたのだ。ドアポケットにものが多かったのが原因らしいのだ。ニシャイさんは小学校にも通ってないくらいのガキンチョだったけど、外れたドアが台所にデデンと置いてあったのは覚えてるのだ。

修理して何年かは元気に動いてたのだが、ある時から急にドアがきちんと閉まらなくなったのだ。ある程度大型の冷蔵庫って、長い間開けてると警告音?みたいなピーピーっていう音がするのだが、その音が止まなくなったのだ。見た目はちゃんと閉じててもたぶんドアがずれてるのだ。確かに全体的に下に傾いてるのだ。

これを止めるには、まず一回開けて、ドアを下からグイっと持ち上げて、そんなに力を入れずにバタンと閉じたあと、念押しに上からガムテープを貼るのだ。

こんなことしなくてもとっとと冷蔵庫買えって言われるかもしれないけど、ニシャイ家は残念ながらお金がないのだ。シングルマザーのママイさん、実家暮らしで手取りが少ないアネイさん、ニートのニシャイさんの三匹で生活してるのだ。冷蔵庫買い換える予算より日々の生活なのだ…。

あれもこれもニシャイさんが就職してお金を稼いでくればいいだけなのはわかってるのだ。ニシャイさんは本当に体力がないし精神力もないしどうしようもないのだ。だから今もピーピーうるさい冷蔵庫のことを気にしながらこんなしょうもない愚痴を書き綴っているのだ。

ニシャイ家の冷蔵庫のピーピーっていう音は高い「シ=B」の音なのだ。この高さが絶妙で、人間の声よりちょっと高いのでまあ耳につくのだ。赤ちゃんの泣き声とかに近い音なのだ。これが何十分もピーピーピーピーずっと止まらず続くのだ。本当に気が滅入るのだ。

そういえば少し前急に自動製氷機能が使えなくなって、いよいよ危なかったのだ。エラーの出方が内部モーターがやられたときの出方だったので、シロートのニシャイさんたちではどうにもできなかったのだ。

でもある日ママイさんがタイマーいじったらなぜか治ったのだ。たぶんタイマーと製氷の機能を管理する機械が近いところにあって、うまいこと通電したからなのだ。そのせいで買い換えるタイミングを失ったのだ。

だってまだ動くから、だって他のところは大丈夫だから、震災のときの停電にも耐えたから、そんなこんなでそろそろ20年なのだ。まさか冷蔵庫(東芝のプラズマなのだ)だって、シドニーの年に生まれて東京を迎えることになるとは思ってなかったはずなのだ。まあニシャイさんはアトランタの年の生まれなのだが…。

あ、もし冷蔵庫分出してくれるって言うなら下のサポートから色々してくれたら助かるのだ。これが言いたかっただけなのだ。

来年にはオリンピック終了と共にさすがに買い換えるつもりなのだ。そして、その頃にはニシャイさんは就職の見通しが多少ついてるはずなのだ。みんな生きるのだ。

おわり



おやつ代と年金の支払い(深刻)に使うのだ。