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T.W Lesson 68. 望み叶えばや、引き寄せを待ちてか、この手で創りてかと

第68章
Creation versus attraction
望み叶えばや、望み叶えばや、引き寄せを待ちてか、この手で創りてかと


”世のために奉仕しながら,行く道を心の光で照らしてこそ,
武人の精神は涵養され,磨かれるのです.”
植芝盛平


 「創造の法則」とわたしが呼んでいるものがあるのですが、お金は、それを教えてくれる最高の先生です。

 そうしたときに、「創造の法則」と「引き寄せの法則」の違いを知っていることは、とても大切です。

 「引き寄せの法則」は、多くの人に大変馴染みのあるものになっています。このテーマでセミナーを開催する人も数多くいますし、『ザ・シークレット *1』も、この「引き寄せの法則」を全面的に取り上げた本です。確かに、この法則は知るに値します。なぜなら、ものごとを思い描き、ヴィジョンを創ることは、結果を得るための、強力でかつ望ましい、第一歩だからです。

 『箴言 *2』にも、「ヴィジョンがなければ、人は滅びる」とある位です。

*訳注1:訳注:ロンダ・バーン著『The Secret』.2006年発行の自己啓発書(邦訳版は2007年発行)で,思考が現実を作るという引き寄せの法則を主題としている.
*訳注2:ユダヤ教の旧約聖書の中の一書.『The Book of Proverbs』.道徳上の格言や実践的教訓を主な内容としている.

 しかしながら「引き寄せの法則」の問題は、それが終わりまでは通用しない・・・・・・・・・・・ということです。それそのもの、単体では、本当に現実化したいものを、現実化することができないのです。「引き寄せの法則」は、第一歩に過ぎません。[自分の望む成果が何なのかを知り、それを思い描くこと]の段階を、助けてくれるだけなのです。

 一方で、「[創造の]法則」の方は、はじめから終わりまで通用するものなので、実際にやってみると大変、愉しいものです。この法則に則れば、求める結果が得られるのです。

 「創造の法則」では、まず、

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本note マガジン『いのちのじかんのまもりびと』はスティーヴ・チャンドラー著『TIME WARRIOR』の邦訳版です。全101章を、週に数チャプターずつ翻訳・配信しています。 紙媒体の発行は2022年春を予定しています。

「ちょっと変わった人」や「生きづらさを感じている人」に――「時間どろぼう」からいのちの時間を取り戻し、自分を信じて、行動してみる、大きなき…

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