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「いのちのじかん」を取り戻す その①【うた・踊り・芸術】

あなたは、じぶんの「いのちのじかん」を自分の手で、生きていますか?このシリーズでは、わたしが『TIME WARRIOR/いのちのじかんの守り人』を翻訳しながら、自分自身が「いのちのじかん」を取り戻すための気づきを、シリーズで書いて行きます。よろしければどうぞ、お付き合いください。

今生きている社会を見渡すと、お墨付き文化花盛りだな、って思う。

うたや踊りは、プロダクションや大衆に認められてなんぼ、絵を描くのだって、何とか会の何とか賞を取ってなんぼ(字を書く、お習字だってそう)、スポーツも、スポーツが「できる」人の特権。

――誰が、決めたんだろう?


生きかた暮らし方と直結する、しごとをする能力だって、そう。

がっこうで良い成績を取って、卒業資格に学位を取って

「ちゃんとできますっ!」って企業とやらにアピール
しなきゃ、ならないような、空気感。

――何を、「ちゃんとやれる」っていうのだろう?

誰かの求めに合わせて、機械のように時間どおりにタスクをこなすこと?

そうして結果を追い求めて、
じぶんに一つしかないいのちのじかんの「いま」を誰かに明け渡すこと?

そのために、テストして、資格を授けて、
何の教育だろう?


いいかい、もう一度言うよ。

「いま」といういのちのじかんは、あなたにもわたしにも、ひとつずつしか、ない。


そんなときに、

人と競って、物理的な成果を挙げて
目先の即物的な利益を追求したり、

表面を素敵に見せて他人の関心を買うために
便利さを追い求め、消費したり、

その結果、後世の住まう地球に負荷をかけて平気でいる。
首の皮一枚で、指先一つで、平和や環境の閾値を超えて
どっと堪えていたものが噴出してしまう、それぐらいのところにいるのを
見て見ないふりをさせる。

考えないように、自分が楽なように
わたしたちはそう、暗に「教えられて」来た。


でもねぇ、もう気づきたいんだよ
気づいていることを、認めたいんだよ。

あなたのしごとが、消費が、
蝶の羽ばたきのように世界にさざ波を立てている、

その波の先を想像できなくて、
「頭が良く」て「学歴が高い」ことなんて、何の本質もついていない。

想像力を、ちゃんと使うんだよ。
ジョン・レノンも「IMAGINE」て歌ってたでしょう?
クリスマスソングとして聞き流さないでよ。
歌も芸術も、消費の対象じゃない。


為政者こそ、じぶんの手先が足先がつくりだす波の
その先を、想像してなきゃいけない。

一介の地方自治体の役人だって、地元の名士で在って欲しい。
タテワリ行政で責任転嫁、なんてカッコ悪いしごとしてんじゃないよ。

市井の一人ひとりも、そう。
あなたがじぶんの波を選択しなくて、誰が他にしてくれるというの?


消費以上に、
しごとや暮らし方は、毎日の積み重ねがものすごい量の、余波になる。

あなたは、すごいんだよ。本当は。

ものすごい力を、持ってるんだ。


だから、今、この瞬間に、問うてみて。


――それは、本当に、あなたのやりたいこと?


問うて、今、答えをじぶんのすべてで問い合わせるんだよ。

頭だけじゃなく、全身全霊で、どうしたいか、尋ねて、

それを選択肢として行為言動として表すんだ。

いいかい、今しかないんだよ、わたしたちには。


誰のお墨付きも要らない。
東大に行ける頭も、それをどうこう言う価値観も、必要ない。

じぶんが、

この時間に、

誰と居るか、何を食べるか、

どう呼吸して、何を言の葉に載せるのか

どの方向へ今日という日を歩むのか


予定調和は要らない。

どんな知識も知のままじゃ、脆弱。

からだを使って、経験してみるんだよ。


何度、道を間違えても、

「これはぼくの道じゃなかった」って

それが、自分とじぶんの運命を知る肥やしだから

諦めちゃいけないよ、もうちょっとだから。

自分のこころのなかの小さな部屋に、

少しでも灯りを灯しておくんだよ。


そのためには、誰に、どんな「迷惑」をかけたって、

いのちを落とさなければ、何でもいい。

それに代えられるものは、何もないから。

あなたのいのちを、その光を、

あなた以外の誰が、あなた以上に守り、

愛でてあげることができるというのだろう?


そんな境地に至るために、歌や踊りで、時間やスケジュールを忘れることはとても有効で、それは何もアーティストと名のつく人のする特別なことではなくて、誰もが手を伸ばし、自分のものとできるのだな、ということを、 #地球一周楽団  のリハに感動しながら、実感していた昨日の夜でした。




「いのちのじかんのまもりびと」翻訳中*クラファン準備中❤


#生き方暮らし方 #いのちのじかんの守り人 #現代社会で心を病むまっとうな人へ #芸術を民の手に #弁財天 #サラスヴァティ



*ヘッダー画像は、インドの神様辞典HPを運営されている  #天竺奇譚 さんからお借りしました。有難うございます。




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