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想像力と実務力のオフセット

 週明けから確定申告に取りかかり、締め切り直前のパフォーマンスで昨日無事に令和元年度の申告を完了しました(!)。初めての青色申告コンプリート(!!)。嬉しくって昨日は踊りだして歌いたくなり、TikTukを初めて使ってみたほどだった。

 3月半ばの締め切りが4月16日に伸びると聞いたとき、さすがに3月中には終えているかなとぼんやり思ったものだったが、自分の脳はその見通しを大幅に超してぎりぎりの集中力を、待った。

 さて、今日の本題に入ろう。

 今週月曜から木曜まで、いつもならばnoteにやってきたり翻訳をしたり英語の授業を考えたりしている集中力を、確定申告に費やした。その業務内容は、苦手としている数字を処理していくことと、(これはわたしの場合、ですが)管理がわるくて見つからない源泉票や社会保険支払い証明書等々の書類を探すこと。

 その合間に、会計手続きで不明のことをネット検索して調べたり、freeeを無料で入力していって最後の打ち出しのところで「PDFは有料サービスです」と表示され愕然としたり(考えてみればそりゃあそうなのだけれど)、税務署に費目の処理の仕方を問い合わせたり…そう、実務なのです。この4日間、自分の冴えない左脳に思いっきりアクセルを踏んで、何ならミッションを前にしてもヨタヨタとろとろ歩く(だって苦手だから)その子に鞭打って、実務に邁進した。

 結果として、想像力が抑制された感じがした。

 いつもならnoteにやってきて他の作家さんの文章を読んだり、そこからインスピレーションを得て自分のタイプが乗ったり…という瞬間があるのですが、そもそも自分からコミュニティに入ってゆく気がしない。代わりに、住んでいるところの周りの植栽の手入れをしたりしている自分がいる。ぼーっと草取りをしたり、何も考えなくて良いことを体が求めている。結果、残っているのは、ずっと前にインストールだけしていたTikTukを設定して訳が分からぬまま取りあえず「確定申告完了の舞」を踊ってみたりしてしまう程の理性と創造力。そして夜には、7時を回ると強烈な、ものすごく強烈な眠気が襲ってくる。

 そういう4日間を、過ごしました。

 想像力は実務力とオフセット(相殺)する。

 がらくたを集めた「作品」づくりとらくがきに夢中で一日を過ごし、生産性の真逆を行く5歳児を横目で見ながら、そう強く確信しています。



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