初夢と、過不足なく育ったトマトの木
夢を見た。
千と千尋の神隠しのような
筑波山神社の社殿のような
傾斜のきいた木造の古い建物
部屋ごとに番頭さんのようなおば(あ)ちゃんがいて
色んな品物やサービスを売っている
* * * *
つくば万博の年に生まれた。1985年、昭和60年。
大学にやってきたらつくば万博(研究学園設立?)〇〇周年を祝う横断幕があちこちに出ていて「おぉわたしの生誕を祝ってるようじゃ」と思った(笑)
その万博で「最小限の負荷で最大限の栄養環境で育てたトマトの木」が展示されたことを知ったのはちょうど祖父が他界した数年前のことだった。過不足なく育てられたトマトはミニ・この~木何の木(@日立のCM)のような見事な幹と枝を成し、1,300個余りの実をたわわにつけたという。(トマトの木の詳細はこちらのブログに詳しい。農水省のページがなぜかないのは「自然ではない」農業との見識からなのかな?)
ストレスなく十分な環境で育てられると生来備わった最大限の力が発揮される
何事にも動じない、何を言われても受け入れて絶妙に返す、体格にも恵まれた、そういう人に出会った。そのトマトの木みたいだなと思った。
弊害は何か。ちょっと打たれ弱いのかもしれない。逆境の経験が少ない。でも、逆境は私を打ちのめすという前提プログラムがないように見える。あくまで今できる最善の一歩を、体に無理のない程度に進める。失望はあるから文句は言うけれど、かといって絶望はしない。これが自分が今与えられるものなのだ、という焦れずに甘んじて享受するスタンス。他人には、文句を言ってハハハと笑い飛ばすのにつき合わせる以外は、感情をばらまいたりせず自己処理できる。
何かあるとやれアンニュイだやれ冬季うつだとぴーぴー言って精神的にとことん落ち込むままになる自分とは、対照的だと感じる。特に一緒に住んでいる家族には、それでも無理をして家のこまごまをやろうとした結果、最後には身体的・精神的許容量を限界突破(@氷川きよし)してキレてしまい、こうして某コーヒー店に元旦の朝一で家出してしまう自分とは。
わたしにはまだ、逆境は私を打ちのめしてきたし、私はその被害者であるというプログラムが捨てきれてない。小さな自分
* * * *
おとなであるあなたは今、親から独立している
今築いている家庭なり環境は、紛れもなくあなた自身が選んでいるもの
誰もあなたを打ちのめせないんだよ、本当は
あなた自身を除いては。
つまり、あなたは自分で自分を変化させることができる。今となっては、人生の主導権はあくまであなたにあるの
古いプログラムは捨てて、好きなだけ枝葉を伸ばし実をつけることができる
過不足なく育ったトマトの木のように。
* * * *
おじいちゃんが他界して、郵便屋さんだったおじいちゃんが収集していた記念切手や記念コインに交じっていたつくば万博記念コインがわたしの手元に二枚、やってきたのは4年前だった。私の生誕年とつくばが印字されていた。
感じるものがあって、取っておいてきたのだが、使えない。結果、一枚は財布の中に、一枚はどこか小箱の中に入っていたが、お金なのに使えず、なんだかいじらしかったんだ。役割を果たせず拗ねているような。
そいつの一枚に冒険をさせようと、昨年の年末、思い切って一枚使ってみた。カフェの店員さんは最初、怪訝な顔でコインを眺めたが、すぐに使えますよと言ってレジにお金を放り込み、コインはハニージンジャーティーとなってわたしのからだを温めた。
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初夢の続きに戻ろう
そのもう一枚のつくば万博記念コインを使おうか迷っていた。
先に入った土産屋風情では、シナモンを固めたようなスティック
大方財布の中を使ってしまい、お札は一枚もなくなった。
次に入った土産屋では、リコリスを固めたスティック
ぐにゃぐにゃのじゃなく、固まって赤い杖のようになってる。
そうそう!これがわたしに必要だったの!待ってたのはあなた(@Frozen Show Yourself)
2,000円くらいだった。あ、お札ないな。財布の底にあの1985年発行の記念コインがある。使おうかな、もったいないかな。これには思い入れがあるんだ。あと一枚しかないんだ。
財布を漁ると、アメリカのふてぶてしい記念コインや、中国の書簡みたいなやつや、エジプトのファラオのカメオのような金塊に近いものが出てくる(よく入ってたな)。これはぜーんぶ、いいんだよ、差し上げますよ、ちょっと換金が必要ですがと言う。
おばちゃんはファラオの金塊で満足して、これでいいですよという。金塊、2,000円以上するよなと思わなかったわけではない(笑)。
それでも昭和60年発行のそのコインは手元に置いておきたいんだ
仲間がその一連の取引を待ってくれていた。「悪いねー」「時間がかかるのはいつものことだろ、いいよ、さあ行こう」
苔や鳥居やらでふんだんに自然の経過と人の手によって手入れされた石段を下りていて、目が覚めた
* * * *
片方の1985年製のコインはまだ、手元にある
もう片方のあの子は今、どうしてるかな。どこでどうめぐって来るかな。
* * * *
それまでにね、わたしも成長するよ。
私は飢えて乾いて実のなることのない苗でいることをやめるんだ。
過不足は自ら補うことに決めた。そして、過不足なく育ったトマトの木のように内側から振る舞えるようになるんだ。
そのために自分の特性を知り、それに失望せず苦手な部分は必要な支援を求め請えるようになるのだ。
脳の刺激対応と自動操縦に任せずに、体のサインを読み取り「彼女」がフルパフォーマンスを発揮できるように、環境を整える
つまり
体に無理をかけない、苦手なことを人にお願いする、創作と仕事に時間とスペースを確保する
まずはここから、そして個人事業を再スタートするのが、2020年の目標です。
ここまで読んでくれたあなたに敬意と感謝を!
その忍耐力があれば、今年もきっといい年になるはず♡
Thank you soooo much xoxoxo
-Satomi Scarlett
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