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【蓮ノ空感想文】わたくしの好きな大丈夫10選~わたくしは本当に大丈夫なのか?~

はじめまして。

わたくしはリンクラサークル『わたくしは大丈部』のサブリーダーを務めている花宮ニルヴァーナと申します。わたくしたちはリンクラで最も大丈夫なサークルをコンセプトに掲げ、わたくしたちの大丈部が本当に大丈夫であると信用してもらえるよう日々活動に励んでいます。

サークル名の由来は言わずもがな、活動記録第8話『あの日のこころ、明日のこころ』PART 5で乙宗梢さんが口にした「私(わたくし)は大丈夫よ……平気……」というセリフです。そこで、本記事では『わたくしは本当に大丈夫なのか?』というテーマのもと、現在までに公開されている活動記録全18話の中で乙宗梢さんが口にした全40大丈夫(※1)から、特にわたくしの好きな大丈夫10選を紹介したいと思います。
 

それでは、わたくしは本当に大丈夫なのか――?

●第10位「ええ、ステージだって作っている途中なんだもの。大丈夫よ、日野下さん。上に積み上がっているものをひとつひとつ取り除いていけば、いつかは机の天板が見えてくるものよ」

第1話『花咲きたい!』PART 4より

活動記録における二度目の大丈夫発言(セカンド大丈夫)。ライブの準備に加え新入生歓迎会の実行委員も受け持つ梢の多忙さに驚く花帆に向けて言った。この後の「積み上がっていくスピードの方が早かったら、いつまでも(机の天板が)見えませんよねー!?」という花帆の指摘に対して、梢は「つまり、焦らずゆっくりと急がなくちゃ、だめってこと」という謎理論で応じている。この時点で既に乙宗梢の大丈夫があまり大丈夫でないことの片鱗がうかがえる。ちなみに本編最初の大丈夫(ファースト大丈夫)は「資材はその辺りに適当に積みあげてもらって大丈夫よ」という微妙な大丈夫だったためランキングからは除外された。

●第9位「私(わたくし)は大丈夫よ……平気……」

第8話『あの日のこころ、明日のこころ』PART 5より

言わずと知れた伝説の大丈夫。このセリフがなかったら、『わたくしは大丈部』は生まれていなかった。わたくしたちにとって運命の大丈夫である。ただし、いろんなところで擦り倒し過ぎてわたくし自身が若干飽きつつあるためこの順位に落ち着いた。

●第8位「大丈夫。きっと今回のことで、スリーズブーケもDOLLCHESTRAも、みんなに好きになって貰えたはずよ」

第8話『あの日のこころ、明日のこころ』EDより

蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの部長として波乱の撫子祭を締めくくるに相応しい安心感を伴った大丈夫。彼女の安らかな表情が、その大丈夫に何の偽りもないことを物語っている。四人でのステージを経て尚もユニットであることに拘る決意の大丈夫でもある。これで乙宗梢の大丈夫は信用を取り戻した、はずだったのだが……

●第7位「そんな顔しないで、私たちは、大丈夫だから。ねえ、綴理」

第7話『センパイとコウハイ』PART 5より

まさかの巻き添え大丈夫。梢たちの過去を知って不安げな表情を見せる花帆とさやかに対して、夕霧綴理を道連れに放たれた。これに対して綴理の返答は「……うん」と、何とも嫌そうな反応である。やめてあげて欲しい。しかし、ある意味で梢と綴理の関係性を象徴する大丈夫のようにも思える。

●第6位「ん、大丈夫そうね。全ユニットでの予選突破……最高の竜胆祭ライブ。必ず、成功させましょう。そろそろ寒い時期になってくるから、体調管理に気を付けること!」

第12話『期待はおもい!』PART 1より

竜胆祭に向けて決起する一同に向かって放たれた大丈夫。完全に大丈夫フラグである。自爆大丈夫とも言う。結果は周知の通り、この後、梢は風邪をひいて寝込むこととなる。ただし、言われた方は確かに大丈夫だったので、その点においては信用のある大丈夫だったと言える。

●第5位「ふふっ、本当に大丈夫よ。それに、いつまでも部長業務に穴を開けられないわ」

第12話『期待はおもい!』PART 8より

病欠から復帰後に発した大丈夫。全く反省していない。

●第4位「大丈夫よ、そんなに難しいものじゃないわ。そうね、だったら日野下さん、試しに動画を撮ってみましょう」

第2話『ダメダメ⇒世界一!?』PART 2より

スクールアイドルコネクト――通称スクコネに関するやりとりの中で発せられた一言。お察しの通り、全く大丈夫ではない。これは極めて悪質な大丈夫である。あろうことか、この後に「大丈夫よ、ちゃんと答えられるから。私だって先輩からしっかりと教わったもの」とまで発言している。このセリフを聞いた時の夕霧綴理の心境はいかばかりか。彼女が梢の大丈夫を信用出来なくなったのも無理はないだろう。

●第3位「心配しないで。大丈夫よ。あなたも、立派な蓮ノ空のスクールアイドルなんだから。ね?」

第3話『雨と、風と、太陽と』PART 2より

伝統の衣装を着てステージに立つのは自分にはまだ無理だと言う花帆に対して投げかけた他対象大丈夫。他者に向けて放たれる彼女の大丈夫はこんなにも頼もしい。既に花帆に対して大きな信頼を寄せていることが分かる。何より、梢自身がこの大丈夫に少しの疑いも持っていないことがうかがえる活動記録随一の綺麗な大丈夫。ただし、この後、花帆はオーバーワークで足首を痛め、間接的に梢自身の負傷をも引き起こすこととなるため、意図せず大丈夫じゃない結果を引き起こしたテクニカル大丈夫でもある。

●第2位「しないしない。大丈夫大丈夫」

第8話『あの日のこころ、明日のこころ』PART 4より

渾身のダブル大丈夫(※2)。梢が他校のスクールアイドルグループからスカウトされたことを知って不安がる花帆に向けて言った。あまり知名度は高くないが、PART 5の「私は大丈夫よ……平気……」への布石となる重要な大丈夫である。なお、2024年4月現在までに公開されている活動記録の中で放たれた二連続以上の大丈夫は本大丈夫のみである。104期の活動記録ではトリプル大丈夫が聞けることを期待したい。

●第1位「大丈夫だから。心配、しないで」

第15話『夢を信じる物語』PART 7より

辛くも優勝を逃したラブライブ決勝大会の翌日、ひとり部室で涙を流していた梢を案ずる花帆に対して放たれた。もはやこちらに顔を向けてすらくれない背中で語る大丈夫。以前、花帆に「そんな顔で言われても、説得力ないです」と言われたことへの対策はばっちりである。

伝説の第8話「私は大丈夫よ……」の完全なる上位互換であり、第9話で「こずの大丈夫は信用できる」と言った夕霧綴理を真っ向から裏切り、第11話で夕霧綴理の大丈夫発言に対して「昔の梢先輩ですか!?」と指摘した村野さやかに今なお乙宗梢の大丈夫健在と知らしめた。乙宗梢17歳、高校生活2年目の集大成と言っても過言ではないベストオブ大丈夫。

ここまでくると「大丈夫じゃないので心配して欲しい」という副音声すら聞こえる。やはり乙宗梢の大丈夫は信用できないとわたくしたちに再確認させると同時に、彼女のラブライブにかける並々ならぬ想いをわたくしたちに再認識させた功績を称え堂々の1位に輝いた。だって、あと一歩のところでラブライブ優勝を果たせなかったという事実が、乙宗梢にとって大丈夫なわけがないのだから。

●番外編「大丈夫かしら」

第13話『追いついたよ』PART 1より

オープンキャンパスの実行委員を務めることになったという夕霧綴理に向けて放たれた大丈夫。余計なお世話大丈夫である。別名、おまいう大丈夫。この後の綴理の活躍を考えれば、やはり信用のない大丈夫と言える。

……………………

以上。わたくしの好きな大丈夫10選でした。
あなたの好きな大丈夫はランクインしていましたか?

 
こうして振り返ってみると、まだまだ乙宗梢さんの大丈夫には信用が置けないように思います。しかし、彼女も高校三年生になったばかり。彼女の言い方を借りれば、信用を得ている途中なのかもしれません。

いよいよ104期のストーリーが始まります。乙宗さんはこの一年間でどんな成長を見せてくれるのでしょうか? 彼女が四度目の桜を見る頃には、きっとその大丈夫は絶大な信用を得ているに違いありません。そんな彼女に負けないよう、わたくしたち『わたくしは大丈部』は引き続きリンクラで最も大丈夫なサークルを目指して頑張っていきたいと思います。

わたくしは大丈部 サブリーダー
花宮ニルヴァーナ

※1:第8話では全40大丈夫の約1/3にあたる13大丈夫が披露された。
※2:ダブル大丈夫は2大丈夫としてカウントしている。


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