【モダン】エムラブリーチ・デッキガイドその１/UR Breach・Deck Guide Part1

はじめまして。自分の思考を言語化するために記事を書いてみることにしました。大きな大会での実績はありませんが、ＭＭＭ入賞やMOリーグ5-0の経験があるので、そこそこ戦えるデッキだと思います。

エムラブリーチとは

エムラブリーチとは《裂け目の突破/Through the Breach》を唱えて手札から《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》を出して飛行15点とパーマネント6枚を交換する2枚コンボです。

《グリセルブランド/Griselbrand》と《御霊の復讐/Goryo's Vengeance》を入れてコンボに特化したデッキがありますが、今回は青赤コントロールにコンボを入れたエムラブリーチ/UR Breachを紹介します。

デッキリスト

これはMMMで入賞した《機を見た援軍/Timely Reinforcements》のためにタッチ白したリストの現在のものです。

クリーチャー：7
4:《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
3:《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》

呪文：29
4:《稲妻/Lightning Bolt》
4:《差し戻し/Remand》
1:《マナ漏出/Mana Leak》
3:《謎めいた命令/Cryptic Command》
4:《選択/Opt》
2:《大魔導師の魔除け/Archmage's Charm》
4:《裂け目の突破/Through the Breach》
3:《海の神のお告げ/Omen of the Sea》
2:《血染めの月/Blood Moon》
2:《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》

土地：24
8:《島/Island》
1:《山/Mountain》
3:《汚染された三角州/Polluted Delta》
1:《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
3:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
2:《蒸気孔/Steam Vents》
2:《硫黄の滝/Sulfur Falls》

サイドボード：15
2:《祖先の幻視/Ancestral Vision》
2:《削剥/Abrade》
2:《神秘の論争/Mystical Dispute》
2:《神々の憤怒/Anger of the Gods》
3:《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
2:《血染めの月/Blood Moon》
2:《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》

思考メモ

メインから血染めの月が入っているため「ウルザトロン」「アミュレットタイタン」「ヴァラクート」「ジャンド」に有利。

「バーン」「赤単果敢」に不利なためタッチ白にして機を見た援軍を入れる。

青系のコントロールには血染めの月が効きづらいため、時を解す者、テフェリーと入れ替える。

マナベースについて

MTGでもっとも重要なことはマナベースだと思います。

土地:24枚

裂け目の突破は5マナのため、土地が止まらないように多めの24枚。

島:8枚　山:1枚

メインから血染めの月が入っているため島は多めの8枚。

《蒸気孔／Steam Vents》2枚　 　　　　　 《硫黄の滝／Sulfur Falls》2枚　　　　　　 《神聖なる泉／Hallowed Fountain》1枚

蒸気孔は手札からの2点が痛いため2枚まで減らしてします。

硫黄の滝は初手に重ねて引くと、タップインタップインになってテンポが悪いため２枚。

神聖なる泉は１枚ですが、フェッチランドでサーチすることができます。

《沸騰する小湖／Scalding Tarn》４枚　          青フェッチ６枚

島と神聖なる泉を持ってくるために多めの１０枚。

《僻地の灯台/Desolate Lighthouse》          《神秘の聖域/Mystic Sanctuary》の不採用

僻地の灯台のルーティング能力は強力ですが、血染めの月を出す時に場に出ていると土地が青赤赤になってしまい、謎めいた命令や大魔導師の魔除けが唱えづらいので不採用。

神秘の聖域は裂け目の突破をデッキトップに積みたいですが、能動的に墓地に落とすカードがないので不採用。

リストについて

コンボパーツ　　　　　　　　　　　　　　　《裂け目の突破／Through the Breach》4枚　《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》3枚

コンボパーツですがエムラクールだけは複数枚引くと弱いので、ドローパーツと分けて3枚。

青赤コントロールパーツ　　　　　　　　　　《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》4枚　　《稲妻/Lightning Bolt》4枚　　　　　　　　《選択/Opt》4枚　　　　　　　　　　　　  《差し戻し/Remand》4枚　　　　　　　　  《マナ漏出/Mana Leak》1枚　　　　　　　　《大魔導師の魔除け/Archmage's Charm》2枚《謎めいた命令/Cryptic Command》3枚　　　《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》2枚

モダンの青赤コントロールのパーツですね。

《差し戻し/Remand》はモダン黎明期からの古き良きカウンターで、このデッキではカウンター兼ドロースペルとして強力なカードです。

現在のモダン環境ではトロンやタイタン系が多いため、後手2ターン目に対応できるように《マナ漏出/Mana Leak》を１枚入れています。

《海の神のお告げ/Omen of the Sea》3枚

テーロス環魂記からの新カード。ドローの質が高く、かなり優秀。

出た時のドロー誘発時に起動能力の占術2をすることで、必要なカードを探すことができます。

《血染めの月/Blood Moon》2枚

今のモダン環境では土地コンボが強いため強力なカードです。

メインから血染めの月を入れることで他のコントロールと差が出てきます。

サイドボード

《削剥/Abrade》2枚　　　　　　　　　　　《神々の憤怒/Anger of the Gods》2枚

クリーチャーデッキ用に追加の除去。

《神秘の論争/Mystical Dispute》2枚　　　　《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》2枚

裂け目の突破コンボはカウンターに弱いため、カウンター対策のために。

《祖先の幻視/Ancestral Vision》2枚

サイドボードのカードには人それぞれの個性がでるカードがあると思います。私は祖先の幻視が大好きではコントロールに対してアドバンテージで有利になり、ハンデスデッキに対しても有利になります。

エルドラージトロンにも難題の予見者が入っているのでサイドインします。

《機を見た援軍/Timely Reinforcements》3枚

このデッキは「バーン」「赤単果敢」に不利なためタッチ白して採用。

最後に

だいたいの構築はこんな感じです。次回はプレイングやサイドボードガイド、構築について書こうと思うのでコメントやスキをつけてもらうとモチベーションにつながります。

おまけ

MOテキストのデッキリストです。1リーグ試しにつかってみてください。

2 Archmage's Charm
2 Blood Moon
3 Cryptic Command
3 Emrakul, the Aeons Torn
3 Flooded Strand
1 Hallowed Fountain
8 Island
2 Jace, the Mind Sculptor
4 Lightning Bolt
1 Mana Leak
1 Mountain
3 Omen of the Sea
4 Opt
3 Polluted Delta
4 Remand
4 Scalding Tarn
4 Snapcaster Mage
2 Steam Vents
2 Sulfur Falls
4 Through the Breach

2 Abrade
2 Ancestral Vision
2 Anger of the Gods
2 Blood Moon
2 Mystical Dispute
2 Teferi, Time Raveler
3 Timely Reinforcements

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