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#ベクアワンマン0307企画 無銭2MAN LIVE

初のワンマンライブを翌週に控えたベクアステラと、同じ事務所のブルーなままでのライブ。
木戸御免の2ドリンク。

テイクオフセブンは、ステージも客席も奥行きがある。
前4列椅子席、その後ろに立ち見。 自由に動けるので、初めから立つ人も多い。
撮れない日なので、見る・楽しむに徹する。

ブルーなままで

前回見た時は一人お休みで4人だったが、今日はフルメンバーで5人。
本来の姿が見られた。

ハンドクラップ担当の客のクラップmixが、熟練した通信士の打つモールスのよう。
但しハンドクラップと光る棒は、両雄並び立たず。
手は二本しかないので、どちらかを選択せざるを得ず、光る棒を振る人が多いと音量は寂しくなる。

1:3:1になったり、後2・前3になったり、奇数の利点を生かしたフォーメーションや、バレヱ的であったり手旗信号的であったりする特徴的な振り付けが目を惹く。

二人での絡みや掛け合いなど、難易度の高い動きもこなしているのだけれど、振り付けの独自解釈が進み過ぎていて揃って見えないのが難と言えば難。
左右移動での歩幅のずれにより、等間隔で動けず詰まったり離れたり。
自由な動きの時は気にならないのだけれど、同じ動きになると差異が際立つ。
始点と終点を揃えたり、合わせに時間を割いたりするだけでも、印象はかなり異なる。
一寸惜しい。

初期からのメンバーの貫禄と、新規メンバーの初々しさのバランス。

早乙女日葵の客の狩り方が白兵戦。 1対1にして目を合わせて、石にしてから狩る。

物販の説明を振られた最年少の安在さき

「ワダスオボエテネー」

津軽衆感。

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25分くらいの尺
換気でインターバル5分

ベクアステラ

「煌めく流星群」からスタート。
目の輝きが違う。 過去最高のギラつき。
始点と終点を揃えつつ、細部のニュアンスは各自に委ねた振り付け。
適度な刈り込み。
すれ違いも見切って動いてギリギリでかわす、多少ぶつかっても動じない。
互いを信用出来ていることの現れ。
この4人でワンマンを成功させると言う覚悟が目に見える形で出ている。

4人だけれど5人であり、5人だけれど4人。
言い訳になるような説明は抜きにして、ステージに残した結果で判断してもらう形。

振り付けの先生に、漸く褒めて貰えるようになってきたと紬麦みほは話していたが、確かにこれは褒める。 褒めて伸ばしたくなる。

五十嵐マイ、実に良い歌。 粗さはまだあるが、グループの中で自分をどう生かすか、勝負所を心得ている。

早瀬さくらの「楽しい」を体現する力。
天性のものだと思うが、場が華やぐ。

「『無銭』の二文字に惹かれて集まった奴等を一人も逃さないぞ」と物騒な物言いの天乃さや、「お嬢様、言葉遣いにはお気をつけあそばせ」的なメンバーからのツッコミ。
肺腑を衝くような一と言を笑いに転化できる稀有なキャラクター。

3/7に開催予定のワンマンライブについて、見所や意気込みなど。

・youtubeに上がった曲など、振り付けもコピーしやすく、分かりやすく盛り上がれる曲
・スペースオッドはスクリーンがあるので、それを使った演出があるかもしれないし、無いかもしれない。
・3/5でお披露目から半年。 集大成を見せたい。
・80分盛りだくさん
・盛り上がる曲から、しっとり聴かせる曲まで、幅広くあるので楽しんで欲しい。
・3/7には新曲も披露(『楽しい曲』とのこと)

「最近は大きなイベントにも呼んで貰えるようになった」と紬麦みほ。
アイドルの客は階層ごとの棲み分けが固定化しやすく、横方向には移動しても縦方向の循環は起こり難い。
様々な階層のアイドルとそこに棲む客がごった煮的に集まる場に身を置くことで、漸く新たな顧客層を開拓する「可能性」を手にすることが出来る。
その手応えも感じられるワンマンライブにして欲しい。

「夜空の物語」で〆。

「その日のライブはその日その場の一回限り」
なので大切にしたい、と折に触れて口にする天乃さや。
媒体を通すより、生で見た時に良さが伝わる種類の演者なので、是非現場で見ていただきたい。
見れば分かる。

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(2021.3.1 記)

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